2012/2/10 21:49
インド国外では「インド人は毎食カレーを食べている」と誤解されることが多いが、これは正確ではない。インドの香辛料を使った煮込み料理をまとめてカレーと呼び始めたのは西洋人である。その語源には諸説あるが、タミル語で「食事」を意味する「kaRi」だとされる。インドの香辛料を使った料理を全て「カレー」と呼ぶのは、日本料理で言えば醤油を使った煮物を全て同じ名で呼ぶような乱暴な呼び方である。したがって「インドに『カレー』はない」というのは、ある意味正しい。ただし旧宗主国のイギリスが一部のインド料理をカレーとしてイギリス料理に取り入れ、イギリス独自の料理に変えていったことにより、世界に定着していったのも事実である。その結果、現在はインド国内外のインド料理店で「○○(具材)カレー」とメニューに表記している例が多い。しかし、インド人にとっては「カレー」「カリー」という言葉は本来外来語である。
黄色いカレー粉もイギリス人による発明品で、インド料理には使われない。南インドには「カリー・ポディ」という配合香辛料があり、「カレー粉」と英訳されることがあるが、味も原料も異なる。

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