『正宗白鳥全集 第四巻 小説 四』(福武書店、1984)に収録。
紅野敏郎の「解題」から引く。
「「国民新聞」大正二年十一月十九日から大正三年三月八日まで第一面に五十六回連載。各回(一)の一より(十二)の五までナンバーを付す。総ルビ。カットは毎回共。挿絵は一回もない。その後の単行本・全集には未収録。本巻においてはじめて収録。その際一より十二の章にわけ、一日ぶんを一行アキとした。新聞の末尾に、「正宗白鳥氏『悪女の囁』は大好評の裡に本日を以て完結」、次回小説予告として田山花袋の新作掲載の旨が表明されている。この当時の「国民新聞」には、徳富蘇峰の「時務一家言」、山路愛山の「薩長論」などが連載されていた」
明白に「悪女」という語が出てはこないものの、正宗白鳥が大正の時代に、ともあれ「悪女」のつく小説を、しかも「国民新聞」に連載し、またこの巻までに収録されていなかったことが衝撃である。
明日は、また他の資料。

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