昨日の続きを引く。
「いつも新鮮な張り切った気持で仕事をできるようにしむけてくれる妻が、本当の良妻です。したがって、世間なみの標準からいえば、手のつけようのない悪妻に見えていても、その妻があるために、面白い小説がどんどん書けるとすれば、彼女は良妻だということになりましょう。それに反して、才色双絶の妻であっても、彼女がいるために、亭主のほうで手も足も出ないで、彼女の思うがままに振り回されているとしたら、彼女は必ずしも良妻というわけにはまいらないと思います」
最後の部分は、「必ずしも」は不要か、と思う。
続く段落を見る。
「私にいわせますと、そもそも良妻とか悪妻とかの区別をつけることがおかしい」
明日以降に続く。

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