お互いの都合が合わず、延び延びになっていたトレーナーDのセッションが久しぶりにありました。
Willの現在の大問題は、突然の不機嫌と、いつもの吠えまくり。スクールバスに突進、通行人に喧嘩売り…その他諸々。
まあ、これらはすべて、少しずつ自信を取り戻したWillが自分の力試しをしたがっていることから発生しているのです。ひとつずつ対応して【リーダーは人間】ということをわかってもらわねばなりません。
テーブルについて、ここ1か月の状況を報告しながら情報交換をします。やはりemailを通すのと実際に顔を合わせて話すのは伝わる情報量が全然ちがうと実感。ご近所対策、社会化対策など、話し合いは
シリアスに進みます。その合間合間にクッキーが長い鼻をテーブルとDの間に滑り込ませては
「Dさん、オレとケッコンして〜」「Dさん あいらぶゆ〜
」と割り込んでくる。Dの方も毎回飽きずに「Oh〜Cookie, I know, I know, I love you, TOOOOOOOOOOOOOOOO~~~~~~~~!!

」とイチャイチャ、チュッチュしまくり( ̄▽ ̄;)。エスカレートしたクッキーはついに、Dの膝の上に両足をかけて顔を舐めまくるという暴挙に!これにはベテラントレーナーD、黙っていないだろう…と思いきや…
「いや〜ん、もうクッキーってば、ほんっとーに可愛いんだからぁ〜。そんなことしたらママに怒られちゃうわよ〜。ダメダメ〜!でも可愛いから許しちゃう〜〜〜はぁい、まいべいべっ!ちゅっちゅっちゅっ!
」
って・・・ヾ(;´▽`A``
アナタは確かベテラントレーナーD・・・あっけにとられて、イチャつく二人の写真は撮り忘れました。
「私ってクッキーには悪いトレーナーなの〜。
」
だって。
ま、いいですけど。クッキーだから。
結局そうなんです。どこへ行っても、「まあいいわ、クッキーだから」で許されちゃう。
人畜無害もここまで周知されてると見事なもんです。
イチャイチャに中断されつつも
シリアスな話し合いはまとまり、来週からWillがお世話になるトレーニングクラスの話しも聞き、いよいよ実技へ。
摂氏0度の外へ歩行訓練に出発です。(…と言っても、キチンと歩けるようになるまでは家の敷地から数歩しか出られないんですけどね。)
Dの指導の元、まずはリーシュの握り方から。
輪に左手を通し、しっかり握ったら自分のお腹から胸のあたりに当てます。これは
絶対に動かさない。右手におやつ。あれ?クリッカーの持ち方を聞くの忘れちゃった。今回は使いませんでした。おやつは、いつもよりHigh Valueのもの。つまり、いつものご褒美が粒のドッグフードなら、こういう難しい訓練用のご褒美はチーズやジャーキーなど、本人(犬)が大好きで、普段はもらえないものを使います。Willの今のブームは実はマシュマロなのですが、こういうときは匂いの強いものの方がいいので、今回はチーズ。細かくちぎれるものであることもポイント。一度に与える量はほんのわずか。5ミリ角くらいです。
リーシュの端を握った左手をしっかりと胸に当てたら、犬が少しでもリーシュを引っ張っている間は決してそちらへ歩かない。むしろ逆向きに飼い主が歩き出します。付いてきたら顔を見ながら大げさに褒め、最初のうちは一歩ごとにご褒美を。気温が低く、かじかむ手に付いたチーズを飛びついて歯で囓り取られるので、悲鳴が出るほど痛い!でも我慢我慢です。
お手本を見せてもらいました。みるみるうちに改善されるWillの態度と歩き方。Amazing! 顔を見ながら歩けるようになったら、時々立ち止まって手で合図し、お座りさせます。時には[HELLO]コマンドも(人の手のひらに鼻をチョンと付けて挨拶する)
「おかあさん、要領悪いでちよ。さっさとしてください。」
やってみると、Dのお手本ほどは簡単じゃありません。犬が飼い主を追い越してリーシュを引っ張るようになったら即、停止。逆向きに歩く。そのときも付いてきたら大げさに褒めまくってご褒美攻撃です。Willは飲み込みが早いので、2,3回も繰り返すとすぐ要領を覚え、顔を見ながら嬉しそうに歩くようになりました。
問題はここから。そう。何もないうちはいいんです。
ひとたび、ジョギングや散歩中の人、自転車、車が通りかかったらスイッチオンになるWill。隣のケイティさんの声が聞こえたら、遠くにスクールバスのエンジン音が聞こえたら制御不能のWillでした。
Dは、私たちを歩道から遠ざけました。まずは距離を取ることから始めるのでした。完全に顔を見ての歩行ができるようになるまでは、ご褒美攻撃を絶やしません。大好きな、普段もらえないチーズをたっぷりもらえるのだから、多少の物音には鈍感になっています。ここで、遠くにWillの集中力を乱すような何かが見えたら、人間がその間にしっかりと立ちふさがり、視界をブロックする。気配は感じられても構いません。とりあえず視界をブロックする。Willに見えるのはチーズ、そしてその背景に飼い主の身体だけです。
これを数回繰り返すうちに、たとえ遠くで誰かが散歩していても
「構うこっちゃないでち。ボク、今チーズもらってるんでちから。」状態に盛り上がってきます。
この状態になったら少しずつ道路に近づいていく。Willは面白いように人間(フー)のトリコになっていました。魔法にかかったみたいだね〜。
途中、ブーに車を運転してもらって、わざと近くを通りかかる練習もしてみました。普段のWillなら半狂乱になって吠えまくっているはずなのに、
チーズと飼い主と自分の魅惑的な関係に夢中なWillは車に見向きもしない。あっという間の変化に唖然としました。
もっとも、つぎにハンドラーがフーから私に交替した途端、タイミング悪く(良く?)ケイティさんがお外で吠え始めました。途端にチーズの魔法が切れて、吠えまくりながらリーシュを引っ張りそちらへ走っていこうとするWill。無様に引きずられる私( ̄▽ ̄;)。
Dの叱責が飛びました。
「左手は胸っ〜!」そそそ、そうでした。ああ、でも力で負ける〜〜〜〜。
ここで大切なのは、クッとリーシュを引っ張ったら、
無言で逆方向に歩き出すことです。ずるずると引きずられながらゆっくり歩こうとするのはNG。
「リーダーはあなたなんだから、そこで『Will』とか『こっちよ』とか声をかけてはいけない。黙ってリーシュを引いて、付いてこさせる。」
つい声をかけてしまうんですが、ここで犬に「自分はリーダーじゃないんだ」と認識させるために、人間のリーダーは、
無言で犬を付いてこさせる力を持っているところを見せないといけないのです
ってよ、オクサン。。
やってみると当然ながら、引っ張られる力に、力で抵抗しようとすると大変です。でも、身体ごと方向を変えて反対に歩き出してしまえば犬は付いてくるしかないんですね。リーシュはしっかり握って胸に固定です。なるほど〜。
今までも何度かこの指導はemailで受けていたのですが、やっぱりさっぱりわかってませんでした。これから、この訓練を毎日。特にスクールバスが来る時間を狙って繰り返すことで改善される…予定です。
がんばれ、Will!がんばれ、私!
寒いけどめげずに…がんばります…
余談ですが…

先日、お庭に繋がれていたケイティさん、グレートデンの生後8か月。見た目はちょっとした
馬です。「ちょっとご挨拶」しに行ったワタクシを、ケイティさんは大歓迎してくれました。
「わーい、こんにちはぁ!」って飛びかかってこられて、よろけた私の顔面にケイティさんの左のPAWが激突。唇が切れて血が滴りました。
コリー飼いは大型犬になれている、なんて言えないんだなーと思いました。相手に全く悪気がなくてもこれだもの。
「今日はチーズいっぱい食べたでちよ。」 「Dさん・・・ケッコンしてくれるって言ったのに…帰っちゃった・・・
※今回の動画も、いつものところにupしまーす。

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