2015/1/15  22:55

年末年始にうちで見た映画感想  映画感想 2008年〜

トシは取りたくないもので、近頃、見た映画の内容を忘れがちなんだよなあ。その防止策としては、短くてもとにかく感想を書くことが有効なようなので、あくまで自分のために書いておきます。

「きみに読む物語」The Notebook

あらすじ:記憶を失った認知症の老女性に、ある恋人たちの物語を聞かせる老人。

アメリカドラマ等で、女性(あるいは、ひそかにロマンティストの男性)が好む映画としてよくリファレンスが出てくる、Chick Flickの「名作」ですが、実は今まで見ていなかったので、見てみました。

で、思ったのは...私は同じチックフリック(「女好み」映画)でも、ロマコメはこんなに好きなのに、コメディでないマジな恋愛映画って意外と苦手なんだなあ、ということでした。

特にこの映画は、夢のようにロマンティック、なのでしょうか?現代パートのシビアさは、かなりこの...このヒーロー・ヒロインのような、言わば究極のリア充で、しかも金持ちであっても、病気ひとつで、こんなにも苦しく辛くなるのだなあと。しかも、数万人にひとりの難病とか、数奇な運命のいたずらとか、戦争の悲劇であれば、見ているこっちはあまり現実感ないのですが、この映画で描かれる老いというのは、平和な時代のフツーの人にも、かなりの確率で襲い掛かってくるものでなあ。

それでも、この二人が最高に幸運で最高に幸福であるのは確かで。なんか、「幸せな人ですらこんなに辛いのに、幸せ度がぐっと落ちるおいらの老後に救いようはあるのか?」とか...

あああ何てロマンティックと程遠い感想(笑)。



「チョコレートドーナッツ」Any Day Now

あらすじ:1970年代、ゲイカップルが母親に捨てられたダウン症の子供を引き取るが、ゲイであるがゆえに養育権が認められない。

一方こちらは、間違いなく不運で不遇な人たちのとっても辛い話なのですが、意外と後味は暗くない。

この映画の原題は「Any Day Now」というのですよね。訳すと「もうそろそろ」とか「その時はもうすぐ」という意味。

「ミルク」とか「遠い夜明け」とか見たときもそうだったのですが、主人公たちが差別や社会の不正義と全力で戦うが、力及ばず、時代は間に合わず、主人公たち個人にとっては不幸に終わる。でも、映画はハッピーエンドにならなくても、その戦いがムダではなく、その後の時代には確実に実ってくるのを私たちは知っているから。

しかし、この邦題は、いくらなんでもなあ。辛い主題を扱った映画であることは隠しきれないので、せめて、その辛さも優しくかわいく描いていますよ、というフリをしたかったかもしれんが、いくらなんでも観客を「スイーツ」扱いしすぎだろう。


「グランド・ブダペスト・ホテル」Grand Budapest Hotel

あらすじ:今は寂れた東欧の高級ホテル。宿泊した作家に、ホテルオーナーが語る第二次大戦直前に起こった数奇な物語。

一方こちらは、実は壮大なる悲劇(※)である話を、本当に優しくかわいくclassyに描いた映画。

かつてヨーロッパに存在し、二つの大戦を通じて崩れ去った世界...現代のわれわれがヨーロッパ旅行に行って、その遺跡というか残滓というか欠片を見て「わーすごいなー素敵だなー」と思ったりする世界を、ミニチュアに再現してピンクの箱に入れてリボンをかけたような...

ひたすら左右対称な画面とか、美術の凝りようを見ているだけでも楽しいですが、役者見物も楽しいです。レイフ・ファインズはもっとコメディやればいいのになあ。こんなにウマいのに。

※参照:http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140604
タグ: 映画 俳優



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