2005/4/29  15:22

ウィンブルドン ☆☆☆☆  映画感想 〜2007年

はるばる豊島園まで(まあ、ほんとはそんな遠くないんだけど)この映画を観に行ったのは、ポール・ベタニー見たさのためだということはバレバレだと思うので、ひねくれ者の私はわざと彼以外のことを書いてみたい気もしたのですが、やっぱりそれは無理でした。ファンとしての贔屓目を抜きにしても、これはピーター・コルト(ポールの役名)の映画であり、この映画の魅力を支えているのは1から10まで彼だと思うので。

この映画について、いろいろ言葉は浮かぶのですが、書きたいことは結局ひとつなのです。つまり、「私はピーター・コルトが好きだ」ってこと。なにしろ、観ながら考えていたのは「うーん、かわいいなあ、いい子だなあ」ということだけでしたから。

これまでベタニーが演じてきたような個性の強い役よりも、こんなふうに「普通に好感のもてる人」の方が、脚本に書くのも演じるのもずっと難しいと私は思っています。そして、こういうシチュエーション・コメディにおいては、「主人公に好感がもてるかどうか」というまさにこの一点が、映画の成否を握っているのです。

ベタニーの過去の役柄とピーターの最大の違いは、腕についた筋肉ではなくて、彼の性格の基本的な「シンプルさ」だと思います。勝ち負けのはっきりした世界で生きてきたアスリートらしい、愛すべき単純さ。でも、そこはイギリス人で32歳で挫折も知っているので、素直であってもガキっぽくはなく、素朴であっても洗練されている。その取り合わせが、私にはなんとも魅力的に思えました。

ポール・ベタニーはこの「いいやつ」を、完璧に演じています。キルスティン・ダンスト演じるスタープレーヤーが遊びのつもりでうっかり本気で恋するのも、まわりのほぼ全ての人々からナチュラルに好かれているのも、当たり前に思えて気にとめもしないほどに。いままでもいい役者だと思っていたけれど、こういう役をここまで自然にできるとは思っていませんでした。おみそれしました。(これは、ラッセルでいうと、「ターニング・ラブ」の演技を見た時みたいな感じ。キャラとしては「人生は上々だ!」のジェフ君に近いけど。)

この役は最初はヒュー・グラントを想定して書かれ、彼がテニス選手としては年を取りすぎてしまったのでベタニーにまわってきたそうですが、ベタニーが演じてよかったと思います。ヒュー・グラントは好きですが、彼がこの役をやったら「テニス選手をやっているヒュー・グラント」になるだけで、ピーター・コルトというキャラクターは印象に残らなかったでしょう。この映画のベタニーは、ヒュー・グラントっていうよりジェームズ・スチュワートを思わせます。

私は性格的にも肉体的にもアスリートとは正反対のところにある人間なので、これはやっかみと憧れをこめた勝手な想像なのですが…ウィンブルドンで優勝を争うようなトッププロともなれば、男でも女でも、獲物を狙う肉食動物みたいな性格でないとやってゆけないのだろうな、とも思います。(ピーターが今までトップへ行けなかったのは、このクオリティを若干欠いていたためなのでしょう。)

リジーはまさにそういうタイプで、だから「試合の前に発散してリラックスするためにセックスしよう」なんていう発想が出ても不思議ではないのでしょう。のんびり草を食む牛みたいな性格の私には想像もつきませんがね(笑)。それでも、遊び相手に「お仲間」のプロテニス選手ばかり選んでしまうところが、テニス一筋の彼女の限界なのでしょうか。

二人が恋に落ちて、それが一方には試合に勝つ原動力となり、一方には集中力を妨げる障害となる。男女のトーナメントが同時に行われ、ほぼ同等の注目を集める唯一のプロスポーツであるテニスならではのストーリー展開になるのですが…

この後の展開には、ピーターに比重がゆきすぎてリジーの気持ちが理解しにくいという、ラブコメとしてはかなり大きな欠点があります。それに、ピーターの家族を除いて、脇役がみんなイマイチ。特にリジーの父、スポーツエージェント、リジーの元彼の若手選手の3人の描写は類型的で、あまり可笑しくもない。(あ、みんなアメリカ男だ。このへんがワーキングタイトルらしいね。)

まあコメディとしては凄く笑えるってわけでもないし、ドラマとしてはストーリーが単純すぎるのが欠点と言えなくはないのですが…でも、なぜか私は「映画としては並だけどポール・ベタニーは素晴らしい」みたいな言い方はしたくない気分なのでした。そういう言い方をするには、私はこの映画に好感を持ちすぎているので。

結局のところ、主人公を登場早々好きになり、彼が型通りのハッピーエンドを迎えるように最後まで心から応援する…このシンプルな楽しさを与えてくれる映画に、他に何を求める必要があるでしょうか。

2005/4/26  20:58

ディアンヌとアルテミス  パトリック・オブライアン

現在、オブライアンの13巻を再読しながらトマス・キッドの2巻を読んでいます。ストーリーは全然違うのに、両方舞台はアジア方面で、両方フリゲート艦なので、「ディアンヌ号」と書くべきところを「アルテミス号」と書きそうになったりします。そういや、アルテミスはディアナのギリシア名、同じ女神様だっけ…

2005/4/25  20:59

ジョーイ(その2)  海外ドラマ:フレンズ他

特にものすごく面白いというわけではないのですが、なぜか何度も何度も見てしまう。平日の夜に疲れていて、いくらHDに溜まっていてもこれから映画観たくないし、ニュースも嫌だし、って時につい流してしまうのです。たぶん、私がちょうどリラックスできる波長のドラマなんだな…

ジーナ姉ちゃん役のドレア・デ・マッテオがバイセクシャルって本当だろうか。彼女なら…あ、いや。

2005/4/24  23:49

アビエイター☆☆☆1/2  映画感想 〜2007年

面白かった。けど、私が楽しんだところは、昔のハリウッドに興味がなければ全然楽しくないかもしれないなあ。(もしくは、わけわかんないかも…)そういう人でも、飛行シーンの迫力は楽しめると思うけど。(この部分は、映画館で観てよかった!と思いました。)

ハワード・ヒューズと言えば、昔読んだ小学生向きの読み物には「なぞの大ふごう」としてよく出てきたものです。何て書いてあったか詳しくは憶えていませんが、載っていた写真がとてもハンサムだったことは憶えています。「人間嫌いで、屋敷の奥から電話で指示を与える謎の大物」というイメージだったのですが…強迫神経症だったのか。

私がこの映画を観に行ったのは80%ぐらいは「ケイト様(キャサリン・ヘプバーン)を演じるケイト様(ケイト・ブランシェット)を見るため」なんですが、いや期待以上でした。「カッコいい女って、こういう人だよな〜」という感じ。スペンサー・トレイシーと出会うシーンの表情の素晴らしいこと。

ハワード・ヒューズがエヴァ・ガードナーと恋人だったことは知っていたけど、キャサリン・ヘプバーンとも付き合っていたとは知らなんだ。エヴァ・ガードナーのケイト・ベッキンセールはちょっとイメージが違うかな。ベッキンセールはかわいいけど、もうちょっと気品があって、タカビーなタイプの方がよかった。ゼタ姐さんとか…

でも…これを言うと元も子もないのですが…最大の問題は、レオナルド・ディカプリオは適役だったのか?ということでした。いや、レオは昔から演技うまいし、この映画でも熱演しているのですが、世の中には演技力だけではどうにもならないものがある。それは…どう老けメイクを施しても坊やにしか見えないあの童顔です。「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ではぴったりはまっていたあの顔が、今度は仇になっているような…いくら美女を連れ歩いても女性の乳にこだわっても、なんかこう…スケベなオーラが出てないんだよね〜。

むしろ、エロール・フリン役でちょろっと出てきたジュード・ロウが演ったらよかったような気もします。あ、ジュード・ロウと言えば、せっかくこの役なんだから彼のタイツ姿が見たかったかな(笑)。

2005/4/18  23:22

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