2007/12/30  0:06

メールフォームお礼  メールフォームお礼

>エリクソンさん
お久しぶりです!もちろん憶えておりますとも。お元気でしたか?

「シャーティ、ちょっぴり攻撃的な熊」(10月21日参照)は、エリクソンさんに掲示板で教えていただいたネタでしたね。

動画で見てみると、ラッセルがちゃんとギャグをやっているのが分かりました。前後関係は分からないけど、動きだけで笑ってしまいます。

例の動画サイト、漁るとラッセルの若い頃のインタビューとかもあって楽しいですね〜。

あの時に教えていただいた雑誌記事のリンクが切れていたので、こちらに画像をUP。

クリックすると元のサイズで表示します



2007/12/28  23:20

オーブリー−マチュリンとAmazing Grace(トリビア編)  パトリック・オブライアン

映画「Amazing Grace」と、パトリック・オブライアンの「オーブリー−マチュリン」シリーズに共通するあれこれ。

1) Prince Billy

「オーブリー・マチュリン」でおなじみの登場人物としては、当時の国王の三男、ウィリアム王子ことクラレンス公爵が登場します。残念ながら、奴隷制擁護派の親玉...つまりこの映画では、もっとも強力な「敵役」として。

ウィリアム王子の描き方は、この映画についての、私のほとんど唯一の不満なのでした。

実は最初、彼が画面に登場したとき、私はしばらく彼をプリンス・ウィリアムと認識できませんでした...だって、公爵なのに下院(庶民院)に座っているのだもの。当時、貴族でも称号を継承して上院(貴族院)のメンバーになる前なら、腐敗選挙区の議席を「買って」下院議員になることはできたそうなんですけど。それにしても、彼はもう「公爵」と呼ばれているのだから、どちらにしても下院にいるのはおかしいわけです。やっぱり、ウィルバーフォースと同じ議場に座っていてくれないと、映画的にはやりにくかったのでしょうかね。

それもあったのですが、あと、外見的にあまりにイメージが違ったのですよね...白粉をつけた、小柄でひねこびた感じの貴族で、とても海軍の艦長を勤めていた、しかも優秀な海軍軍人として高く評価されていた(<ま、王子様なのだから多少色をつけた評価にせよ)人には見えなかったのです。(ついでに言えば、女優の愛人との間に私生児が十人いる人にもみえなかった。笑)

まあ、オブライアンの中でも、彼は別に知的で人格高潔な人物として描かれているってわけじゃないのですけどね。どちらかというとジャック・オーブリー的な、体がデカくて豪放磊落で感情豊かで、ただそれに王族らしいワガママさが加わっているという感じ...いずれにせよ、この映画のイメージは違うなあ。肖像画とも全然違うし。

ウィリアム王子は、たしかに奴隷制擁護派だったので、その点ではこの映画の通りなのですが...後にLord High Admiralという海軍トップの地位についた時には(反乱罪以外での)鞭打ち刑を廃止したり、上院議員としてはカトリック教徒の公民権復活を支持したり(スティーブンが喜んだだろう)、国王在位時には腐敗選挙区廃止改革でグレイ首相に協力したりと、良いこともしているのですよ...と、いちおう弁護しておきます。私にとっては王子は「スティーブンの患者」であり、「ジャックを非常に高く評価してくれている王族」なので、なんとなく義理を感じて(笑)。

2) Henry Dundas

もうひとり、オーブリー・マチュリンと共通の登場人物としては、後の第一海軍卿メルヴィル卿ことヘンリー・ダンダスが、奴隷制擁護の方に「日和る」議員として登場します。つまりこっちも残念ながら敵役。当時の海軍関係者には、奴隷制擁護派が多かったのかしらね。

彼は3巻(1805年)当時の第一海軍卿、ジャックの親友ヘニッジ・ダンダスのお父さん。(7巻以降の第一海軍卿メルヴィル卿は彼の息子、ヘニッジの兄。)

3) Bath & Laudanum

映画の冒頭で、病気の悪化したウィルバーフォースが静養に訪れるバースは、もちろんスティーブンが3巻でフランス軍の拷問を受けた後に静養に訪れたところ。温泉水を飲むサロン「パンプ・ルーム」も登場します。ほとんど同時代(映画では1797年)のバースが「見られる」だけでうれしい私。

しかも、病に苦しむウィルバーフォースさんは痛みを抑えるためにアヘンチンキを飲んだりもしています。ヨアンの顔が、だんだんスティーブンに見えてきたりして…いや、やっぱりホーンブロワーでした。

4) Brooks's Club

映画の中で、ウィルバーフォースと親友である若き首相のピットが語り合うクラブは「Brooks's」。これは、11巻以降に登場する、ジャックとスティーブンとサー・ジョセフが所属するクラブ「Black's」のモデルです。(名前は変えてあるが、場所の設定は同じ。)

「おお、ここが、サー・ジョセフが好物の『鶏のオイスターソース』を食べた後にスティーブンと密談した図書室なのね」と、またわけのわからんことで喜ぶ私。

2007/12/25  23:08

Amazing Grace ☆☆☆☆  映画感想 〜2007年

面白かったです。普通に映画としてよく出来ているというのと、「オーブリー&マチュリン」や「ホーンブロワー」との関連する部分が満載というのと、ダブルで楽しめました。

話としてあまりに端正にまとまっているので、かなり事実を変えている部分があるんだろうなと思っていたのですが...ウィルバーフォースの生涯について読んでみると、ほとんどこの映画そのまんまなんですね。ごく些細な改変(従兄のヘンリー夫妻がバーバラと縁結びしたという事実はないとか、フォックス議員は1807年の法案成立時にはもう亡くなっていたとか)はあるようですが。

ウィルバーフォースとジョン・ニュートン(Amazing Graceの作詞者)の関係なんか、あんまり出来すぎていててっきり映画の創作かと思ったのですが、まぎれもない事実のようです。

事実がここまで伝記映画的だと、かえって伝記映画が作りにくかったんじゃないか、なんて余計なお世話な想像もしてしまいます(笑)。

前にラッフルズのことを調べた時も思ったのですが...この時代の英国人って、とてつもない人が多いですね。ジャックやスティーブンのとてつもないキャラづけも、あながち現実離れしてるわけじゃないんじゃないか、と思えてくるほどに。

一見、ただのいい人のようにも思えるウィルバーフォースの、どこがとてつもないかと言えば、ここまで徹底した理想主義者でありながら、あくまで当時のシステムの中の政治家であり続け、しかも、当初の理想をいささかも揺るがすことがなかったということです。つまり「革命だ!」と叫んでフランスに渡ったりもせず、かといって、否決され続ける奴隷制廃止法案を諦めて「現実的」な方向に走って普通の政治家になったりすることもなかったという…

政治において理想を持ち続けることも大切なら、理想を実践するにあたって政治的であることも大事ということですね。

ヨアン・グリフィズがまた、こういう理想主義的若者の役に合っているのですよね。ストレス性腸炎もちで繊細そうなところ、繊細で神経質でありながら妙に大胆で変人なところも、ホーンブロワーと共通するところを感じます。

ウィルバーフォース氏は船酔い体質だったに違いない。(いや、なんとなく)

と、ここまでが普通の(?)映画感想。次回は「オーブリー&マチュリン」とのカラミについて。

2007/12/24  22:26

この3連休にやったこと。  日常雑記

ここ、「今日は何々をした」というのがほとんどなくて、「日記のようなもの」と銘打ちながらこれほど日記のようでないブログも珍しいぐらいなのですが、たまには時事ネタやスポーツネタやTVネタや単なる愚痴ではない、まっとうな「日常雑記」を書いてみようと思いました。

1) 年賀状(自分のと母の)を作成した。

毎年クリスマス前後というと、年賀状作り…というパターンですね。ここのところ、パソコンで母親のも作るのが恒例になっています。今年は計画通りきっちり二日で両方作り終えた。ちょっと自己満足。

2) カーペットを切断した。

何のことかと申しますと…

私はハウスダストアレルギーのため、カーペットはなるべく避けていたのですが、さすがに最近フローリングの床が冷たすぎるような気がして、暖房効率を考えてもベッドの横の足元にマットか何かほしいなあと思っていたのです。すると、母が自分の部屋用に購入したけれどサイズが大きすぎてもてあましていたカーペットを「持っていっていいよ」と…「あんなに大きなの、いらないよー」と言いかけて、ふと「切ったらどうだろう」と思いついたわけです。

植木用のはさみでざくざくとぶった切りました。かなり力仕事でしたが、双方の部屋にぴったり収まり、めでたしめでたし。

3) ケーキ食べた。スパークリング・ワイン飲んだ。

4) "Amazing Grace"を観た。

日本での公開はどうやらなさそうなので、アメリカのアマゾンでDVDを購入しました。よかったです。詳しくはまた後ほど。

それではみなさま、Merry Christmas or Happy Holidays!

2007/12/23  21:19

平成お徒歩日記  読書&アート

宮部みゆきさんの、唯一の小説じゃない単行本。内容は、宮部さんが時代物を書くときの「距離の感覚」をつかむために、時代物に出てくる場所を実際に歩いてみる、という紀行です。忠臣蔵の討ち入り後の引き上げルートとか、罪人の「市中引き回し」ルートとか。

東京の地図(主に「マピオン」)と照合しながら読んでいるのですが...「おお、これがここなのか!」ということが多くて驚いております。

私は東京に住んでいるわけじゃないのですが、通勤して20年以上になります。(それも主に東側、「江戸」の中心だったところが多い。)なので、この本を読んで初めて知ったのですけど、以前仕事で10年以上毎日通っていた所とか、今でも通勤途中で毎日通る所とかの、ほんの一筋違い、歩いて2〜3分の所に、歴史上超有名な出来事のゆかりの場所があったりするのですね。

あまり時代物に興味がなかったので、気にしたこともなかったのです。日頃、最短距離をまっすぐ、脇目も振らずに歩いているからなあ。(まあ宮部さんだって、生まれてからずっと近くに住んでいながら、このエッセイを書くまで行ったことなかったようですが。)もっとも、史跡が保存されていたり再現されていたりすることは少なくて、ビルの谷間にひっそり石碑が立っているだけ、ということが多いようですが。

ロンドンに行ったときは、"Habours and High Seas"(パトリック・オブライアンの「オーブリー&マチュリン」シリーズに登場する場所の地図本)に載っていたロンドンの古地図をコピーして持参して、ゆかりのありそうなところをウロウロしたりしたのにね。

気候が良くなったら、ちょっと寄り道してみるのもいいかなあ、と思いました。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ