単純明快か複雑怪奇か。曖昧模糊。
いきなり意味不明な書き出しで始める、管理人ミナトです。こんにちは。
『数(すう)の概念』と題してお送りします、自称言葉マニア(あくまでも”自称”)ミナトのことば談義、第一回目です。(…シリーズ?)
言葉は、生き物である。
言葉の世界とは、極めて抽象的で、曖昧なものである。
言葉の世界の時間の流れは、総じて早いものである。
しかし、
言葉の寿命とは、一概に計れないものである。
数の概念を言葉で表すと、非常に不思議です。
あなたにとって、”計り知れないほど長い””数え切れないほど多い”という、
数の多さを表現する数字はなんですか?
先日、日本語についてのテレビ番組で、こんな事を言っていました。
「七転び八起き(ななころびやおき)」「七転八倒(しちてんばっとう)」などの
「七」や「八」は、具体的な数字ではなく、数の多い様子を表している…
「七」や「八」を”沢山”と思う人は少ないかもしれません。私は、「そうか?(謎)」と思いました。
が、
七曲(ななまがり)―道が、ひたすら曲がっていること
八重(やえ)―数多く重なっていること(八重桜・八重雨)
などなど、ありますね。(ここまで、パクリ多し…汗)
他に、数の多さを表す数字はないでしょうか?
「千(せん)」「万(まん)」はどうでしょう?
「千年(せんねん)」「万年(まんねん)」とは、時の果てしなく長いことを表すことば。
鶴は千年、亀は万年―長生きがめでたいこと
鶴が一千年生きて、亀が一万年生きる様子ではないですね。
「千代・千世(ちよ)」や「千歳(ちとせ)」とは、長い年月・多くの年を指す語。
千代紙(ちよがみ)―沢山の柄が印刷された紙
千歳飴(ちとせあめ)―お宮参りや七五三のお祝いに買う飴(元気で長生きしてね…って願いを込めて)
「八」と「千」をあわせた「八千(やち)」は?聞きなれないですか?
めちゃくちゃ数が多いことだそうです。
「千代」より「八千代(やちよ)」の方が歳月が長いです。「八千種・八千草(やちくさ)」や「八千度(やちたび)」なんてことばもあるそう。聞いたことはありますか?
果てしなく多い数を、一語で表す面白さ。説明しがたい概念を、一語で表す不思議さ。
ことばとは、単純明快か複雑怪奇か。
曖昧模糊。