先日、東京大学から平成27年度の入試における、
数学・理科の出題科目等について発表がありました。
なぜ、このような発表が行われたかというと、平成24年度に高校入学をする学年から、数学・理科について学習指導要領が先行実施されるため、その生徒達が入試を受ける、平成27年度の大学入試から、数学・理科については新課程に沿った入試が行われるためです。
本稿では、数学について注目するべき内容をピックアップしてみます。
(1)センター試験について
<文系><理系>とも数学I,Aが必須、数学II,Bを含む4科目から1科目選択
→事実上、数学I,A,II,Bが試験範囲になります。
(2)2次試験について(前期入試)
<文系>
出題科目:数学I,II,A,B
→
数学I,II,Aは全範囲から出題し、数学Bは数列,ベクトルから出題する。
<理系>
出題科目:数学I,II,III,A,B
→
数学I,II,III,Aは全範囲から出題し、数学Bは数列,ベクトルから出題する。
(3)この発表のポイント
この発表に関しては、新課程における数学で選択を含む数学Aと数学Bが入試でどのように扱われるかがポイントになっています。
新課程入試では、数学Aが出題科目になる場合、数学Aの3分野「場合の数と確率」「図形の性質」「整数の性質」から2分野選択になるのか、3分野とも出題範囲として扱うのかが注目されていました。
結論としては上記のように、
平成27年度の東大入試では、文系・理系とも数学Aの3分野すべてが出題範囲ということになりました。
東京大学がこのような発表を行ったことから、他の国立大学や難関私立大学も同じような出題範囲を指定することが予想されます。
このことから、進学校では授業で3分野すべて指導することになると思われます。
しかし、数学Aは学習指導要領の制度上、3分野の中から2分野選択して扱うことを想定して、2単位という設定をしているのですから、このままでは教科書の内容に対して授業時間数が足りなくなるか恐れがあります。
ここをどのように工夫して乗り切るかが、進学校での授業のポイントになりそうです。
(4)その他の大学の動向
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京都大学
2次試験では、数学I,II,III,Aは全範囲、数学Bは数列・ベクトルが出題範囲

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