職場にいつも就業時間ぎりぎりに来るやつがいる。
息切らしながら、準備して仕事を始める。
もっと余裕を持って、出社すればいいのにと思ってしまう。
私が新入社員で入社した頃、
「まず、定刻の30分前には出社。準備やコミュニケーションを
その時間に行い、定刻にはきっちり仕事が始めることが
出来るようでなければならない。」
そう、教育されたもんだ。
そして今でもその気持ちに変わりはない。
でも、今の若者のすべてかどうかは解らないが、
彼の考えはちがう。
「準備も所詮、仕事の一環。定刻内でやって何が悪い!」
なんて言いだす。
確かにその考えはなくもない。
そして、業界によっても多少違いがあるかもしれない。
でも、レースで言うスタンディングスタートかローリング
スタートかの違いのようで、トップスピードになるまでの
時間が定刻に近いほど同時間内の走行距離が明らかに
伸びる。
定刻内の仕事量に差が出るのだ。
そして、準備で業務開始が10分遅れるとしよう。
これがどういうことか、考えればすぐわかること。
カレー屋が開店してからカレーのルウを作りはじめて
どうするって事。
金融機関の窓口の業務開始がたとえ10分でも遅れた
としたら、笑い事では済まされない事態である。
それが解らないのは、それが彼の仕事に対する
姿勢だと思う。
ある日、電車が遅延した際に案の定、彼は遅刻をしてきた。
でも、それは電車が遅れたから仕方がないという。
勿論そうだ。電車が動かなければ、出社は出来ない。
公的機関だから、遅延も致し方ないと甘く処理される。
でも、遅刻していない人もいる。
それは運でもなく、そう起こったときのために、ちゃんと
早めに出社しているからである。
それが、彼の仕事に対する姿勢だと思う。
会社までが遠い?そんなものは勤務が決まるときに
解ることだし、きついなら、引越しとか別の勤務地を
考えるのが妥当だろう。
こんなこと、仕事が出来るか出来ないか以前の問題。
そして、それは自分だけの問題ではなく、同じく
仕事をしている人も含めて会社としての評価にもつながる。
仕事って自分ひとりでやっているわけではないんだよ。
遅刻をすれば業務に穴が開き、それをカバーしている人が
いること、遅刻を繰り返すことの影響、全く解っていない。
そして彼は気がついていない。
普段にちゃんと余裕を持って来ていれば
どうしようもなく遅刻したときでも、
しょうがないと周りも納得できるだろうが
普段に実績がない彼には、やはり
相応な評価しか出来ない。
私が客先なら、来なくていいと言いたくなるが。

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