さやクンの水中トレーニングがはじまりました。撮影のリハーサルでもあるので、本人は最初は緊張して硬い表情でしたが、水の中に入ると楽しそう。
「だって泳ぐの、大好きなんですよ。わーい、タダプールだ!」
タダプール?なにそれ??
それが「タダでプールで泳げる(ていうか遊べる 笑)」ということだとわかったのは、何回目かのトレーニングの時でした。そんなことを言って喜ぶほど、彼女はプールが楽しくてたまらないようです。
最初は深いプールに慣れてもらうため、ゴーグルをつけての練習。1〜2回普通にクロールで泳いでもらったのですが、なるほど好きだと言うだけあってきれいなフォーム! さやクンはもっと泳ぎたいようでしたが、それはボクがトレーナーですから許されません。もうさっそく潜ってもらいます(笑)。
「行けるところまで潜っていって。あっあんまりムリしなくてイイから…汗」
一応遠慮気味に指示するボク。
「あのー、深く潜ってもいいんですか?」
「え? ああもちろん。あっあんまりムリしなくてイイから…汗」
やっぱり遠慮気味にしか指示できないボクを尻目に、さやクンは潜る潜る! ほっといたら、水深4mに向かってだんだん深くなっている部分を、底に沿ってどんどん深い方へ…。
「じゃ、じゃあゴーグル取ろうか」「はーい」
ゴーグルを取ってもさやクンはまったく怯む様子もなく、むしろ活き活きと潜っていきます。
「次はラダー(はしご)につかまって潜り、どれくらい息こらえできるか試そう!」
「次は重りつけないで水底に座ってみよう!」「はーい」
「次は水中での表情のトレーニング!」「はーい」
「次は水中で回転してみて」「はーい」
「じゃあ4mの底まで行ってみようか!!」「はーい」
次々とボクが課す難題を、さやクンはいともカンタンに、そして楽しそうにこなしていきます。水中での表情なんざ、ひょっとすると陸の時よりいいかも(失礼!)。
もっとも重りなしで水底に座るのだけは、さすがのさやクンも四苦八苦。浮いてきちゃうんです…。コツは、潜った瞬間に思いっきり息を吐くことなんですが、だいたい息こらえは息をいっぱい肺に貯めておかなければダメだという固定観念があるので、なかなか思い切って吐き出せません。実は、空気をいくらいっぱい肺に残しておいても、それはもう酸素を消費したあとの空気であって役には立たない、むしろ水圧と空気圧のせめぎ合いで、肺にたくさん空気が残っているとかえって苦しくなるだけなんですが…。 つづく。
(画像は水中トレーニング中の佐々木さやクンです)
(画像のモデルは「佐々木さや」クンです。本文とは関係ありませんが、おまけのUW画像です)


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