常日頃本屋をウロウロしているのですが、コレは「表紙がいい!」というのではなくかなり
インパクトが強かったので、思わず借りて読んでしまった-という部類の本です。これも縁。
・無痛/久坂部羊・著(幻冬舎)
ストーリー
一目で症状がわかる2人の天才医師、「痛み」の感覚を持たない男、別れた妻を追い回すストーカー、殺人容疑のまま施設を脱走した14歳の少女、そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条。罪なき罰と、罰なき罪。悪いのは誰だ?
ゾーッとしながら読みました


体の組織に妙に詳しいというか、描写がリアル過ぎてホントーに気持ち悪い。こういう気持ちの悪さは高校の時授業で「高瀬舟」を読んで以来だぞ?ということは、作者はもしかしてお医者さん?と思って、履歴を見てみたら、やはりお医者さんのようでした。やっぱりなー!グロいはずだよ。
終始キョーレツな感じでした。登場人物の一人、ストーカー男の気持ち悪さも半端なく…(ーー;)オーバーではなく吐き気がしました。内容が内容なだけに読後感も全く爽やかではないのですが(続編をにおわせる終わりと感じたのは私だけ?)妙に読みやすく、サクサク進こと進むこと。先日読んだ「キサトア」などはあんなに爽やか〜な話なのに、どうにも集中するのが大変で…最後まで必死に読んだ覚えがあります。今回は全く苦労することなくサッと物語の世界に没頭でき、その点すごく楽でした(^^ゞ
先がすごく気になりました。終盤など話がどうなるかはっきり予想がつかないもので、ハラハラドキドキしながらページを繰る手を止められず、
「危機一髪!一体どうなっちゃうの!?(@o@)!」という場面ではまさに息を呑み…その時の私の眼つきはさぞかしギラギラしていたことでしょう(-_-)>゛
全く爽やかではないし、「いい話だった!」というわけでもなく…ゾーッゾーッとしながら一気に駆け抜けた話でしたが、「刑法第三十九条」(心神喪失者の行為は、罰しない。 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する)についての弊害を改めて考える機会を与えてもらい(私が考えたってこんがらがってわけわからなくなるだけなのですが(-_-;)やはり読んで良かったなぁと思います。
「39」(永井泰宇・著)を大分以前読んで、なかなか興味深かったからと、確か続編を古本で買った気がするのだが…?と唐突に思い出しました。一体どこにいっちゃったの!?( ̄□ ̄;)