今、一生懸命読書していますが、急いで五冊読まないと!と思っていて、実質数え直してみたら六冊ありました。
あれ?

とりあえず、あれから二冊読み終えたところ。
上橋菜穂子さん著「獣の奏者」のT・闘蛇編、U・王獣編です。
それ以前にチョコチョコ読んだ本がいくつかあるにも関わらず、すっ飛ばしてアップしたのは、怒濤の勢いで読み終えられるほどの筆力を感じる物語で、ものすごく圧倒されたことと、久し振りに心揺さぶられ、この二冊を読み終えるまでにどうしても耐えきれず涙してしまうことしばしば、最後読み終えた時なんか会社の休憩時だったので、もう、号泣するのを我慢するために口をへの字にし、逆に大変な仏頂面をしてしまったくらいです。
上橋さんの本を読むのは三冊目でしたが、読む度にどんどん好きになっていきます。最初に「精霊の守人」次に「狐笛のかなた」、そして、今回の「獣の奏者」。前記の二冊は文庫として手元にありますが、これは前述の通り図書館で借りたものなので、返さないといけない。返したくないなあ〜何度も何度も読み直したいなあ〜!文庫になったら絶対買います。置き場所さえ確保できるのならすぐにでも欲しいくらいです。これは絶対文庫になるよ!こんないい本、文庫にならないわけないよ!置き場所考えるとやっぱり文庫じゃないと駄目だー…(≡д≡)
上橋さんの描く主人公は生きることに一生懸命で、抗いがたい過酷な運命に翻弄されながらも、考え、悩み、時には葛藤し、絶望しながらも、着実に前に進んでいきます。心が張り裂けそうなくらい痛むことでも、自分が正しいと思ったら進んでいく。孤高でもって、潔く、美しい。私には涙なくして読めませんでした。
この作家のことを知ったのは今年になってからで、最初に某雑誌でこの記事をチラリと見、詳細読まず「とりあえず予約!」と図書館にアクセス。その判断は真に正しかった!その後、知り合いの方にも「上橋さんはいいですよ!」と勧められ、トントントンと読んでおります。出合えたことに大感謝です。
日本の児童文学界には本当にすごい人がいるのだ!と感服しました。児童文学作家と言っても大人が読んでも全く問題ない物語です。今の子供はこれを読んで一体何を感じるのか。自分が子供でこれを読んだらどうしただろうかなあ?などと考えてしまいます。
興味がある方は是非是非ご一読を。様々な疑問を自らの経験と実験で克服し、確かな知識を増やしつつも、思い込まずに迷いながら進んでいく主人公を見て、自分の得ている知識の偏りをヒシヒシと感じました。ネットやテレビ、新聞で得た知識のいくつが本当に本当のことを言っているのだろうか?と。歴史は勝者の物語だ−というのは有名な言葉ですよね。
二冊で終わらせるにはあまりにももったいないような、重厚なお話でした。また、落ち着いたら是非、上橋さんの作品を読んでみたいと思います。まだまだ読んでいないものがいっぱいあるので嬉しいったらないです☆

