相変わらず、闇雲に、気が向くままに図書館で予約してしているせいで、自分で買った本が全然読めません。
「リサねこをかう」アン・グッドマン・著
リサとガスパール・シリーズの最新作。おてんばリサがねこを飼いたくなる話。毎度のことながら、ゲオルクさんのイラストの素晴らしいこと。このお話もとても可愛かったです〜。
【でかい月だな】水森サトリ・著
「文学賞メッタ斬り!」の豊崎さんがメチャメチャ薦めておられたので、興味が沸き読んでみました。薄々気付いていたのですが、豊崎さんと私はちょっと趣味違うかな?ということで、思ったより面白くなかった…ような(^^;ゞ期待し過ぎてしまったのかなあ〜。ストーリーはなかなか斬新。ただ、合う、合わないが出やすい系統かもしれません。
【ハードボイルド・エッグ】荻原浩・著
大変な読書家であるKAZさんが以前、こちらの続編の「サニーサイドエッグ」を読もうとしているというのを知り、前作を読みたくなりまして。荻原氏、「押し入れの千代」しか読んだことなかったのですが、その作風とは随分違っていて(と言っても「押し入れ〜」は短編集でしたが)妙ちきりんなハードボイルダー?が主人公。気楽に読ませて、でも、ちゃんと決めるところは決める-という内容に筆力を感じました。続編も予約しております。読むの楽しみ☆
【狼花】大沢在昌・著
ということで、こちらは本物のハードボイルドである、新宿鮫シリーズ最新刊。一回読み切れず無念の返却をして、また後ろに並び直し借りました。久し振りに大沢在昌氏のハードボイルドを読みましたが痺れました!!ああ、格好イイ〜!と言っても今回は鮫島よりも謎の人物で再登場の「仙田」に一番熱くなったかも。(私は別に鮫島好きというワケではないし)私の好みが、実態を掴ませず、陰で暗躍する人物というのがあって(馳星周の「鎮魂歌」の健一も凄かった)今回の「仙田」の先を先を押さえて動く姿にインパクトを覚えました。ハードボイルドっていうジャンルも合う合わないあるみたいですね。女友達では敬遠する向きが強いので(^^;ゞちょっと残念。
【赤朽葉家の伝説】桜庭一樹・著
今、とても注目している桜庭氏の渾身の長編。コレは図書館で予約して、とてもとても読むのを楽しみにしていた一冊です。こんなに期待していたのに、それを裏切ることなく、十二分に楽しめる事が出来、ヒシッと本を胸に抱いて、ストーリーに思いを馳せました。このようなストーリー、このような物語は彼女にしか書けないのではないか?と思わせるような、独特の世界観でした。こういう、思いもかけないストーリーとの出合いがあるから、私は本を読むのだなあ。桜庭さんの文章がとても好きです。ゆっくり何度も味わいたくなります。
【ルピナス探偵団の当惑】津原泰水・著
津原氏の作品、これが初めて。(うちに一冊あるのですが、それは未だ積んでありまして…)非常に読みやすいミステリで、ちょっと驚いています。最初にティーンズ向けに書かれたとのことで、女性が読む方が楽しめる作風かな?と思いますが、北村薫の「空飛ぶ馬」など好きな方にはとても合う気がします。この本の為に書き下ろしたという最終話が一番好きです。最後の最後のツメが見事。シリーズになってもっと出ていてもオカシクない気がしたのですが、どうやらこれ一冊だけのようで、ちょっと残念です。
【美しき傷】シャンサ・著
雑誌「ダヴィンチ」に載っていて、壮大な愛の物語〜というようなことが書いてあったので、そういうコテコテなラブロマンスに酔うのもいいなあ〜と思って借りてみました。が、…正直、読むの大変で…(T_T)世界観も主人公二人も、私にとってはとても遠い人でした。酔うどころじゃないというか。登場人物、誰にも共感できないながらも、必死になって読み、最後、ちょっとシンミリしたりして。翻訳は訳する人のクセもありますから、なかなか時間がかかってしまいます。コレ、ローマのアレキサンダー大王の物語ですので、そこに興味がある方なら、楽しめるかも。
【BESTッス!】ゲッツ板谷・著
この人の周りのとんでもない人達は本当にとんでもないです。こんな人達がいるのか!と、眼から鱗が落ちる思い。今回のコレは今まで出した著作のうち、気に入ったモノを抜粋した他、書き下ろしもあるということで、BESTっていうくらいだから凄いかな?と思い、恐る恐る読んでみたら…凄かった。可笑しすぎて読書を中断するくらい、笑い転げましたが、ゾッとする話もあり、毒々しさも多少あり…(^^;ゞでも、西原理恵子さんとの交流の部分ではううっと涙が出そうになり、全くあなどれないったら!巻頭に写真が載っていて、その中に板っちの原稿もあったのですが、彼の字、本当に几帳面で!今時の女子高生より綺麗かも…とまた鱗がぽろり。今時手書き原稿というにも驚かされました。
【武士道シックスティーン】誉田哲也・著
初めての誉田作品。今まで結構ハードな内容の作品が多かったのかな?著者初めての「人が一人も死なない作品」とのことです。剣道好きの女子高生二人の戦いと交流と友情。同じ青春小説でも「でかい月だな」よりこちらの方が断然好き!今時の女子校生にはあり得ない「武士道」を全うしようと、武蔵を心酔する香織と、元日本舞踊をやっていて剣道に転向したというのほほんのんびり〜の早苗。この二人がとてもいい味を出していて、最後、泣いてしまいました。剣道やったことも、見たことも殆どない私が楽しめたというのも凄い筆力。なかなか青春小説にはピントが合いにくいタイプなのですが、そんな私にもとても楽しめました!

面白いと思ったのはこの本に入っていた栞。剣道の「赤」「白」にちなんで、赤と白の二本の紐が入っていました。凝ってるなあ!(装丁も赤と白でバシッと決めてあるし)そういうところも楽しかったです♪
ちなみに、今、読んでいるのは山之口洋氏の「天平冥所図会」。(表紙が可愛かったのでつい(^^;ゞ)山之口氏はデビュー作の「オルガニスト」以来なのですが、全然世界観の違う設定に戸惑いつつ、歴史などガッチリしっかり調べてあって、さすがだなあ〜と感心します。期日中に読み終えることが出来るのだろうか…(T_T)頑張らないと!