ちょっとしたきっかけがあり、
かわしまよう子さんという花・植物全般対象に仕事をしている作家さんの本を読みました。
しんぷるらいふ
ものや自然を大事にしながら小さな花を咲かせる暮らし
かわしま よう子著
税込価格 : \1,575 (本体 : \1,500)
出版 : アノニマ・スタジオ
発売 : KTC中央出版
サイズ : 17×17cm / 105p
発行年月 : 2006.4
ものや自然を大事にしながら、毎日の暮らしに小さな花を咲かせましょう。「自然を好きになること」「似ているもの探しを得意にすること」など、「しんぷる」な暮らしを実現するための10か条を紹介。『装苑』連載に加筆。
(本の紹介より抜粋)
この人はまず、物を捨てない!そんなものを、一体どうするの!?という物すら持って帰ったり、拾ってきてしまったりする。そんなんでは部屋などさぞや雑然としたものになっているだろう〜と思うのですが、そんなこともなく、ごくシンプルに片付いていて、普通ゴミとして捨ててしまうような物たちがかわしまさんによって生きる場所を与えられ、生き生きと存在している。最初、お弁当などに入っている醤油差し(ビニル製で四角い小さいの)すら捨てなくて、綺麗に洗浄した後、小さな小さな植物を生けている姿を見て仰天したものですが、器型をしたもの、とりあえず水を入れてもらないものはみんな花を生けてしまいたくなるらしい。
物を捨てない、そしてよく分からない物をやたら拾ってきてしまうかわしまさんですが、その代わり、余程でないと物を買わない。無駄なものは一切買わない。必要な物ですら、代用がないか?ととことん探す。頭を使って考える。その徹底振りは賞賛に値します。何かっていうと「ストレス発散ー!」とばかりに買い物にあけくれる(最悪なことにそれでいて捨て下手)私と対極にいるような方です。だからこそ、刺激的だし、魅力に感じる。私に出来ない生き方をしている。
かわしまさんの持っている全ての物(一般では不要品と呼ばれる多くの物)がキラキラとして見えるのは何故だろう。一つ一つの物に対する真剣な姿勢、居心地の良い場所に置いてあげたいな、という優しい気持ちを一心に受けると、不要品も輝いてくるのだなぁ〜と、とても不思議な気持ちがしました。
人によって色々な価値観があり、その一つ一つが私には新鮮なのです。自分の範疇に無いものは全て興味深く思えます。だから色々な人の本を読むのが好き。時々影響されてなんだか変なことを始めたりするのですが、大抵暫く経つと軌道が元に戻り、自分の道を歩くことになる(^^ゞでも、小さな小さな片鱗は私の中に少し残るようで、その欠片が自分流にアレンジされて血となり肉となるのです。全てのモノがそうであるように、人もどんどん変化していきますよね。
かわしまさんの本を読んで、物を大切にして、丁寧にのんびり生きたいなぁと、しみじみ思いました。
かわしまさんの本を読んでから私がしたこと。
駅弁フェアで食べた「峠の釜飯」の蓋をいつもなら捨てるのに取って置いて、花瓶置きにしてみました。(本当は花瓶ではなく、ミルクピッチャーなんですけど珈琲はいつもブラックなので全然使わない(^^;ゞということで、アイビーを生けています)
いそいそと釜の蓋を取って置こうとした私を見た時のTE氏の顔ったら…
「何してるんだよ!まさか捨てない気!?」と次の瞬間声高に叫び大変でした。「あのさー、この前いい本読んだんだよねー。何か役割を与えたら生き生きしたりするんだよ〜」と要領の得られない私の返答に、頭をかきむしるTE氏でした。
「しんぷるらいふ」とはほど遠い今の生活ですが、目標を持つのは悪いことではありませんよね

私は私のペースでなるべく丁寧に生きたいと思っています(^^ゞちなみに「釜」の方はどうしても用途が見付からなかったので捨てました…(TE氏もすごい怖い顔で見ているし

)