ものすごく読むのに時間がかかりました!こんなに時間がかかったのは本当に久し振りで、図書館で何度借り直したか!(期限内に読み切れなくて

)それでもしつこく借りた続けた理由は全部読み切りたかったから。時に呆れ、時に魅せられて、ページを繰る手が遅々としつつも止まらなかったから。アーヴィング氏とのファースト・コンタクトは滅茶苦茶強烈でした!
また会う日まで 下巻
ジョン・アーヴィング著
小川 高義訳
出版 : 新潮社
なんと言って書けばワカラナイくらい
様々な思いが去来します。
個人的に痛いところをつかれたり
(自分の為に許せ云々)
下ネタのオンパレードに呆れつつ
主人公の苦悩が忍ばれ
でも、そんなに深刻にうつらず
作者の類い希なウィットに完全にノックアウトされました。
苦悩し、精神を病んでしまっている人々が
どうしてこう呑気に見えるのか。
作者は別にふざけて書いているわけではないのに
読者に暗さ、重さを決して押しつけない。
訳した小川氏もさぞや苦労なさったであろう。
この膨大な枚数の作品に
辟易する人の気持ちも痛いほど分かって
私もなかなか苦労をしながら読んだのですが
それでも、この本に出合えて
本当に本当に良かった。
余韻が生半可ではないのです。
今まで主人公と一緒に長い旅をしてきて
最後の最後のページを閉じ、お別れする。
かつてない寂寥感に苛まれました。
また、この世界で遊びたい。
(すごく過酷な内容でもあるのですが)
あまり海外小説をお読みになられない方には
正直お薦めいたしません。
絶対、長くて辛くなると思うもの!
間に立つ翻訳者氏との相性が良いか悪いか…でも
海外ものを読み切れるかどうかに
多大な影響を与えますしね。
長くて(1000ページ以上)重厚で「変」で
ウィットに富んで(独特ですごく好きな表現!)
そして、根底がハートフル。
読むの大変かもしれませんが
頑張って読んで読んで読んで読み切って
私には得難い体験をさせていただきました。
ジャック・バーンズと
本の中の世界を旅したこの数ヶ月間
色々あったけど楽しかったなあ!
また、是非トライしてみたい!
J・アーヴィング氏の他の作品を読んでみたい!
そして1999年のアカデミーの受賞式
見れるものならじっくり見てみたいです!
(その頃からビリー・クリスタルだったのか…)