本屋で目に付いたのは表紙のイラストレーターさんが好きだから?(アジカンも好きだし)何も知らずに読み始めた本は、約90年前の少女の手記でした。
薔薇は生きてる
山川 彌千枝著
出版 : 創英社
発売 : 星雲社
山川彌千枝が8歳から
結核で亡くなる16歳までに記した散文
短歌、日記、書簡等を収録。
生命そのものの明るさと
爽やかさに満ちた一冊。
名著の再刊。
と、説明にはあります。
お母様は歌人の山川柳子
お父様はドイツ語教師(確か)
という、当時、非常に裕福な家庭の
9人兄姉の末っ子に生まれた彌千枝は
ふとしたことから肺結核にかかり
殆ど学校に行くこともなく
何年も床についたまま16歳という若さで
夭折します。
これは、読んでみて下さいとしか言えません。
そして、何を思うか
は、ひとそれぞれだと思う。
切ないとかそういう単純な言葉では
とても言い表せない
胸に迫る手記でした。
明るく、快活で、好奇心旺盛で
色々な人から愛されたであろう彌千枝さん。
水を吸うスポンジのように
文学を吸収し咀嚼する姿が眩しかった。
歌人の穂村弘さんや「乳と卵」の川上未映子さんも
筆を寄せています。
ご興味のある方は是非
気負わずに、のんびり読んで頂きたい。
そして、何かを感じて頂きたいです。