今回の本は絶版本です(^^ゞでも、そんなに入手するのに大変ではないかな…?この前、これは入手するの難しいかも!!とずーっと探していた、同著者の「夏至祭の果て」を古書店にてゲットすることが出来、天にも昇る心持でした。ちょっとお高かったけど即買い。本当に嬉しかった!!(今年一番の買い物かも☆)
巫女の棲む家 (中公文庫)
作者: 皆川博子
出版社: 中央公論社
発売日: 1985/08
今まで読んできた様々な作家さんの中で
最も敬愛する皆川先生の作品。
最新作は必ず入手し
(定価で買って先生の印税に貢献!)
本棚の一部を「皆川博子コーナー」にして
しみじみ眺める程大好きです。
(というかとても“好き”という
一言では言い表せない気持ちが渦巻く…)
と言っても最近はじっくり読む時間が作れず
(だから図書館で借り過ぎなんだって

)
買ったはいいものの
暫く作品には触れずにいたのですが
久し振りに読んでみました。
あー、本当に
一筋縄ではいかない作品を書かれる方だなあ〜
と、実感。
特にこの作品は意地悪いかも。
登場人物の数人の視点で描かれているのですが
そのどれもがクールというかヒヤリと冷めている。
皆川作品に独特な
何かを諦観したようなゾッとするような
冷静でクールな視点が私はたまらなく好きです。
内容は、奇術から始まる信仰宗教の推移。
破滅の方向に向かいながらも
(そう向かわせたい某登場人物)
教祖のあまりにも揺るがない信念に
一体最後どうなるんだ!?と
固唾を呑んで読みふけりましたが
あー…というような悲劇的な終焉に
驚く。
まとまってない…
が、あえて投げっぱなしにすることで
物語にリアリティが生まれていたような。
なかなか重い内容なので万人に受けるとは思えませんが
しみじみと皆川文学を味わえて幸せです。