『生きるススメ』
戸田 誠二 (漫画)
2003年
宙出版
☆☆☆
素人漫画家としてWEB上で自作漫画を公開していた著者の処女単行本。本作は、主に既に公開されていた短編漫画(最も長いものでも25ページ程度)に加筆・修正を施し、1冊にまとめたもの。大学生〜20代後半くらいの、まだ若いのに日常生活に疲れちゃった人向け、か(性別は問わないと思う)。
テーマは「生と死」といったところだろうか。それほど「重い」漫画は皆無だが、暗めの雰囲気の作品が多い。主人公は、小学生の少年少女から20代の男女サラリーマンまで。日常生活の中でフと「人生の真理」に触れてしまった瞬間をスナップ写真のように写し取る。
人生で最も迷走していた時期に、たまたま本屋で平積みにされているのを見かけて買った。著者の絵柄(特に若い女性の)が好みだったこと、考えることを強いるタイプの漫画ではないこと、説教臭くはないところ、等が気に入って、一時期よく読み返していた。
実際は、「生きるススメ」というタイトルから受ける印象ほど大上段に構えて生きることを勧めている本ではない(死ぬことを勧めているわけでもないが)。風呂にでも入る感覚で、肩の力を抜きたいときに。
160ページ程度。
→ 「
Complex Pool」(著者のWeb Page)
※ ちなみに、出版社は「あおぞらしゅっぱん」と読みます。

0