2009/5/2  21:23

【訂正あり】NY-Boston 断片的な旅行記〜USS Constitution  日常雑記

というわけで、ミスティックからアムトラックで1時間半、ボストンに着いた私。オーブリー&マチュリンの6巻「ボストン沖、決死の脱出行」において、アメリカ軍の捕虜になったジャックとスティーブンがボストンへ連行されるとき乗っていた艦「USSコンスティテューション号」を見に行ったのでした。

コンスティテューション号は修復中で、トップマストを外したこの姿でしたが…

クリックすると元のサイズで表示します

内部の見学ガイドツアーはちゃんとやっていました。

入場の時のセキュリティチェックがわりと厳しかった。それもそのはずで、うっかり考えていなかったけど、民間博物館のミスティックと違って、コンスティテューション号は今でもれっきとした海軍施設なんですよね、考えてみれば。

ツアーガイドをやっているのも、現役の海軍兵士さんたちです。

最初に、コンスティテューション号は「現役で海に浮いている(afloat)軍艦としては世界最古」という話があって、「あれ、英国のHMSヴィクトリー号の方が古かったんじゃないかな…?」と思ったのですが、ヴィクトリー号は現在ドライ・ドックに上げて修復中だから数に入らなくて、「浮いている(afloat)」軍艦としてはこっちが最古なんだそうです。ちょっと対抗意識はいってる(笑)?

ちなみにUSSコンスティテューションは1797年、ヴィクトリー号は1765年就航です。

クリックすると元のサイズで表示します

4人ぐらいの若い水兵さんが交代でガイドしてくれるのですが、1812年の米英戦争でのこの艦の活躍を語ったこの人の解説は、とりわけ情熱的で愛国的でした。(情熱的すぎてちょっと引いたかも…笑)

クリックすると元のサイズで表示します
ガンデッキ

クリックすると元のサイズで表示します
水兵たちが寝るところ。軍艦なのでハンモック

クリックすると元のサイズで表示します
こっちも修復中でしたが、たぶんガンルーム(士官次室)。ジャックとスティーブンが足を踏み入れたとしたら、こっちの方かな。ジャックは怪我していたから、ほとんどシックベイにいたと思うけど…(あ、当然のことながら、「そもそもフィクションだから」という突っ込みは禁止ね。)

当然、200年間修復を重ねてきているわけで…客の一人から「オリジナルの素材で残っているのはどのぐらい?」という質問があったのですが、15%ぐらいだそうです。

クリックすると元のサイズで表示します
艦尾

クリックすると元のサイズで表示します
艦首

やっぱり軍艦、同じ修復中の帆船でも、捕鯨船ののんびりした雰囲気とはずいぶん違って、どことなく緊張感が漂っていたような。海軍施設であるせいかもしれませんけど。

ミスティックのチャールズ・W・モーガン号と比べて思ったのですが、コンスティテューション号は「重量級フリゲート艦」で、とっても強い軍艦だったのですけど、実際に見てみると意外と小さいのですよね。モーガン号の方がずっとデカい。あのサイズで軍艦だとしたら、相当に手強い戦列艦レベルになるはずです。でも、捕鯨船は武装していなかった。

「マスター・アンド・コマンダー」の映画でサプライズ号が捕鯨船に偽装したり、また逆に、小説の方でよく出てくるように、商船が砲門をペンキで描いたりして軍艦に偽装したりする重要性が、なんとなく実感として分かったような気がします。

というわけで、私の「日帰り強行軍帆船の旅」の旅行記はこれでおしまいです(笑)。

【以下訂正】
メールで教えていただいたのですが、実際にはUSSコンスティテューション号は全長204フィート、チャールズ・W・モーガン号は133フィートで、コンスティテューション号のほうがずっと大きいそうです。モーガン号は引き上げられていて船底まで見えていたのと、砲がないために内部のスペースに余裕があったので、大きく見えちゃったのですね。失礼しました。

モーガン号は実際には、サプライズ号と同じぐらいの大きさとか。とすると、「軍艦なら200人は乗せていた」というのも大げさかもしれません。150人ぐらいでしょうか。

Cornicheさん、ありがとうございました!




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ