「沈まぬ太陽」や「白い巨塔」の山崎豊子の最新刊。
彼女の作品はすべて日本社会の問題点をドキュメンタリータッチでスピーディーな筆致で描き出したすばらしい作品ばかりなので、本人自らが最後の作品だと思うくらいの気合で書いているというこの作品も、読まざるを得まい。
まだ一巻しか読んでないけど(3,4巻はまだ発売されてないし)、さすがだなあ。
沖縄返還にまつわる日米の裏取引の密約があった・・・。
それを暴こうとする、やり手・自信家の新聞記者を襲う危機。
ここに描かれているのは、国家によって切り捨てられた記者の信念だ。
この事件の間から、そして、その後、
日本には、国家権力に物申すメディアがいなくなった、
彼女は、その経緯と実態を、ドラマチックに描き出している。
こんな事件があったことも知らない、そんな人は、私だけじゃないはず。
でも、今の日本という国を理解するためには、
知る必要がある事件だ。
今1、2巻は刊行されており、明日3巻、そして6月末に最終巻である4巻が刊行されるとのこと。
彼女のストーリーには期待、でも、きっと見たくない日本の姿が暴き出されるのだろうという部分には恐れを感じつつ、一巻一巻読みすすめていこうと思う。
とりあえず、一巻の評価は、もちろん★★★★★

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