中学生はどの程度、「大学」を意識しているんでしょう。
尼崎市教委が昨年5月、こんな調査をしています(H20年度学力・生活実
態調査報告)。
●中学校を卒業したら、どのようにしたいと思いますか(中3生対象)
就職 1.3%
高校 37.0%
専門学校 10.0%
大学 35.4%
短大 3.5%
大学院 1.2%
その他 0.8%
未決定 10.5%
短大・大学以上を合わせると40.1%。
ご存知のように昨年の全国の高等学校(全日制・定時制)卒業者の現役短
大・大学進学率は52.8%でした。
尼崎市が属する兵庫県は59.3%。
浪人を含めた全国の短大・大学進学率は55.3%。
中3生時点では希望していない生徒も、実際にはかなり大学に進学する
んですね。
ところで、そうした生徒は高校生になってから大学に行きたくなるわけ
ですが、そこでちょっとした問題が起こります。
普通科ではなく専門学科に進んでしまっていると、大学進学にはどうし
ても不利なんですよね。
普通科 61.9%
農業科 14.3%
工業科 17.2%
商業科 25.9%
水産科 14.4%
家庭科 23.1%
看護科 80.2%
情報科 43.2%
福祉科 20.3%
その他 67.5%
総合学科 35.4%
全体計 52.8%
昨年、高校を卒業した生徒たちの学科別短大・大学進学率です。
どれだけ不利か、おわかりいただけるでしょう。
さて目下、塾は生徒募集の真っ最中です。
皆さんのところでも入塾説明会などを頻繁に実施されているんじゃない
でしょうか。
そうした折には是非このことを、生徒にも保護者にも説明してあげてく
ださい。
「そんなこと、誰だって知っているんでは…」と思うと大間違いです。
中学生の保護者の多くが18歳だったころの短大・大学進学率は35,6%で
した。
99%が短大・大学を出ている塾職員の常識でこの問題を判断すると失敗
します。

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