筆者も中学生の頃はよく箒でチャンバラをやったものだが(真面目に掃除しろ)、今回はその箒の相方である「チリトリ」で日本刀を持った悪漢を撃退した、剣豪ならぬ「チリトリ豪」の記事を紹介。
今日の報知新聞によると、1日午前1時35分ごろ、大阪府箕面市のコンビニ「ミニストップ箕面新稲店」で、男が
日本刀のようなものを
アルバイト店員の大学生(19)に突きつけて脅し、現金約11万円などを奪って逃げた。
だがこの男性店員、
金属製のチリトリを持って追いかけて男とチャンバラ。男が振り回した「日本刀」を叩き落して取り押さえ、駆けつけた箕面署員に引き渡し、同署が強盗の現行犯で逮捕した。
調べでは、男は自称岸和田市の無職の男(22)で、客を装って入り「金を出せ」と店員を脅し約11万円とタバコを奪った疑い。「日本刀」は模造刀だった。
同店は4月にも日本刀のようなものを持った男に現金約20万円を奪われている。周辺でもコンビニ強盗が数件相次いでおり、同署は余罪を調べているということだ。
このアルバイトの大学生、
「以前に強盗が入ったとき、模造刀だったと聞いた。とっさに追いかけた」と話しているようだが、そうでなければまがりなりにも日本刀を持った男に対して立ち向かえないだろうな。 これが仮に本物の日本刀だったとしたら非常に危険だったと思うのだが、そもそも本物の日本刀を持っている人間がそれを使って強盗などするとは思えないから、この大学生に冷静な判断力は賞賛に値するかも知れないな。
それと、彼が武器に使ったチリトリ。このチリトリって、まさか一枚のアルマイトかなんかの金属の板をプレスかなんかで整形して持ち手をつけただけのあれじゃないよな。
写真などがないのでよく分からないけれど、多分駅のホームで駅員さんが掃除に使うような、あの3本の棒が上に伸びて組み合わさっている「鉄道チリトリ」と呼ばれているあれみたいな頑丈な奴ではないかと思うんだよね。
その証拠に、犯人の男はこの店員の男性のチリトリが顔に当たってひるんだところを取り押さえられているわけだし。
それとも、あの薄い板のチリトリでも、鉄の扇みたいに振り回して使えば結構強力な武器になるのだろうかね。どちらにしろ、相手の武器が模造刀で本当によかったと思わずにはいられない事件である。
↓本日の読書感想
警視庁特捜班ドットジェイピー 我孫子武丸 光文社
警察のイメージアップを図るため、日本のお偉方たちは安易にも戦隊ヒーローブームにあやかり、「警視庁戦隊」を作って広報活動をさせることにした。部隊名は「警視庁特捜班ドットジェイピー」。集められたのは、性格に大きな難があるものの、格闘、射撃、コンピュータなどの達人にして美男美女の五人の警官。しかし、そこに彼らを逆恨みする犯罪者が現れ…。戦え! 世間の眼に負けるな! ドットジェイピー! 戦隊といってもドットジェイピーの面々は戦闘服に身を固めて悪と戦うわけでは当然なく、単にテレビの戦隊物でいえば変身前の5人のような美形ばかりを集めただけの集団(一応特殊パトカーだけは持っているが)。しかもこの5人、文字通り見てくれだけを基準に選ばれただけの本物のろくでなしぞろい。そんな面々が一致団結してショボい婦女暴行魔と戦うという、ある種かなりグダグダな内容の本書。昨今のイケメンと美少女だけで構成される戦隊ヒーローに対するアンチテーゼ…といえないこともないが、そんな難しいことは考えずに無茶苦茶なキャラしか登場しないナンセンスな展開の小説だと割り切ってサクッと読み終えるのが正しい味わい方なのではないかと思うのだけれど。