もう本当に毎日のようにニュースネタばかりで申し訳ない限りだが、今日の事件だけはマジで鳥肌が立つほど感動したので、どうしても取り上げたいのだ。ご了承願いたい。
今日の読売新聞の夕刊によると、5日午前6時ごろ、京都市山科区竹鼻四丁野町、愛生会山科病院の1階ロビーで、灯油のポリタンクを持った男が「医者を出せ」と騒いでいるのに男性職員が気付き110番通報した。
男は「火をつけるぞ」と言って約10分間ロビーに立てこもったが、駆けつけた府警山科署員が厳重建造物等放火未遂容疑で現行犯逮捕した。
発表によると、男は同区のタクシー運転手(68)。「約1年前に泌尿器科で受けた手術の結果に不満があった」と供述しているという。当時、院内には約200人の入院患者がいたが、大きな混乱はなかったということだ。
これのどこにそんなに感動したのか、と思われるかもしれないが、筆者がこの事件の記事を読んで思わず大喜びしてしまったのは、この犯人逮捕のくだり。それは以下の通り。
この68歳の男は、駆けつけた警察官らの説得も拒否して
灯油約10リットルを床にまいた。さらに、
火をつけたオイルライターを投げつけた!
このままでは大惨事だ。だが、これに対する署員の対応。これが、まさに
スーパーヒーローさながらなのだ。
何とこの警官、その
火のついたライターを空中でキックし、
着火を防いだというのだから!
う〜ん、すごすぎる。多分このお巡りさんは、定年退職まで署内の語り草となるであろう。さらに定年後には、孫に対してことあるごとに自分の武勇伝を語ることであろう(笑)。
いや〜、本当に筆者はこういう痛快至極なニュースを待っていたのであるよ。今後もこのお巡りさんにはいっそう職務に励んでもらいたい。
↓本日の読書感想
銀河英雄伝説9 回天篇 田中芳樹 創元SF文庫
前指導者ヤンの遺志を継ぎ、共和政府を樹立した不正規隊の面々。司令官職を引き受けたユリアンは、周囲の助力を得て責任を全うすべく奔走する。帝国では皇帝暗殺未遂事件が発生、暗殺者の正体を知ったラインハルトは過去に犯した罪業に直面し、苦悩する。そして新領土総督ロイエンタール謀叛の噂が流れる中、敢えて彼の地に向かうラインハルトだったが…。ラインハルトやヤンが「常勝」「無敗」と謳われているのも、無数の人々の血と汗と涙があってこそである、ということを読者に強烈に指し示す本書。姦計にはまり反逆者の濡れ衣を着せられても、あえてそれを拭おうとはせずに親友でもあるミッターマイヤーと雌雄を決する戦いに臨むロイエンタールの姿は、読む者の魂をゆさぶる展開。でも、ここで彼がラインハルトに申し開きをするなり、敢えて汚名を雪ぐために自決するなりしたならば、多くの血が流れることも無かったのでは、とも思わされずにはいられなかった。また、女性一人に結婚を申し込むのに四苦八苦する銀河系の覇者、というのもどうかと思うが(笑)、これもまたSF小説史に残る名場面のひとつであろう。