以前に、自分で書いた「忘却の旋律」の感想を見直してみよう。私自身が「忘却の旋律」を、如何に捉えてきたかの変遷を辿ってみる。本文は旧日記サイトから、「忘却の旋律」の感想記事をサルベージしたもの(黒字)。後から付けたコメントは赤字。一部行間等は、記事圧縮のため削除した。
忘却の旋律
TBS 火曜深夜放送中。
モンスターVS人間(異能力者)。ありがちなSFテイストのアニメと思ってました。ところが実は違うようです。
このアニメの面白さは、その「不条理な展開」を魅せる脚本の妙にありです。
メインの脚本家に「少女革命ウテナ」の榎戸洋司氏を起用。ここで気付くべきでした。
唐突な場面転換と語句の短い科白の反復。同じ場面・動きの繰り返しの様で、実は微妙に異なる画面構成。こういった「印象付け」の積み重ねで、視聴者を惑わし、引き付ける手口は秀逸です。
惜しむらくは、作画がもう少し綺麗ならもっと話題に上る作品になるのでしょうが。
日付は入ってないが、第7話を観た数日後に書いた記事。当たり前の事を書いてる。「ありがちな〜」からすると、最初の頃の評価は、さほど高くなかった。
2004年6月9日の日記
忘却の旋律 第10話
2週続けて見逃しでしたが、何とか話に付いて行けました。
鬼=アイバー・マシンなんですね。という事で、第7話のダムにいた少年もアイバー・マシン・ユニコーン・シリーズの一体ですね。少し解って来ました。となると小夜子も、黒船のアイバー・マシンの人格モジュールなんでしょうね?
ちなみに「忘却の旋律」は、「ゲゲゲの鬼太郎」のオマージュ作品なのでは?という気がしてきました。
モンスター=妖怪で、ボッカ(鬼太郎)達「メロスの戦士」は人間の側に立って闘う「妖怪(モンスター)側」の裏切り者(or共存・穏健派)なのかな、という気がします。当然、ボッカ自身はその事を知らずに闘ってるのでしょうが・・・。
今回も「劇場空間」での戦闘?で、榎戸節が堪能できて良かった、良かった。
1回目はバレーボール延長、2回目は単純ミスで、録画を撮り逃す。この分の補完のため、検索を駆使しアニメ感想系Blog等を廻り「070-アーステイル-呼び出し中」様、「ぐるぐる残響譜」様(当時は名前が違った様な?)等を発見した。
小夜子がアイバーマシンの人格モジュールとの想定、すごい飛躍だ。「鬼太郎」へのオマージュとは、丸顔しか共通点が無いのに。
2004年6月16日の日記
忘却の旋律 第11話
第4話「猿人湾編」終了。猿人湾→エンジン・ワンと駄洒落ネタ。歯車を廻して「人間になりきれなかった者、あるいはこれから人間に成るかもしれない者。すなわち猿人」なかなか難しいです。
チーフVなる謎の存在も登場。自爆コードがHUMAN BEING(人間)ですか。
モンスター(ユニオン)は牛〜鳥〜ネズミ〜猿と来て、次は虎?十二支の干支に対応してるようです。「玉ころがし」と「赤い髪の少女」の正体はまだ不明ですが。
ちなみに「忘却の旋律」と「モンスター・赤い髪の少女」ですが、髪の長さ以外、見分けがつかん程似てるのですが・・・。というところに、更に「モンスターを全滅させてはいけない」というチーフVのメッセージ。
なかなか興味深いですな。
やっと、モンスター・ユニオンの十二支ネタに気付く。それ以上にバカなのは、赤い髪の少女(メデューサ)が蛇、玉ころがし(ヘカテ)が犬なのに気付いていない点。
また、「赤い髪の少女」と「忘却の旋律」が似てるなどと、大バカをこいている。赤髪という共通項、それだけで「そう見える」という印象、精神的フィルターを形成し、固定概念化したかな。
2004年6月23日の日記
忘却の旋律 第12話
前回登場のグローバル・山猫(虎)は、あっさり撃破。声優は、ガンダムSEEDでも「砂漠の虎」を演じた置鮎龍太郎氏。ここら辺は、明らかに制作サイドの遊び心ですね。
今回も人間サイドは、身勝手なのです。
迷宮島ですが、これは明らかにギリシャ神話の「ミノス島の迷宮」。この迷宮にいる(閉じ込めれている)怪物が、頭が牛で体は人で有名なミノタウルス。Aパートの壁画は、この神話の前段です。ギリシャ神話ではミノス王妃パーシパエーは牡牛に一目惚れして、牝牛の模型に入って牡牛と不倫をする。その結果、産まれた子供がミノタウルス。
という事で、モンスターと人間の混血はありなのです。どうやらメロスの戦士=モンスター説に、一つ傍証が出てきたかな?
迷宮島の壁画の元ネタ神話にすぐに気付いて、浮かれてる。結論の「メロスの戦士=モンスター」は大間違い。傍証も何も無い。
2004年6月24日の日記
忘却の旋律 追加
インター・ネットで「忘却の旋律」感想関係のページを幾つか見て廻った。ギリシャ神話から色々引用されてると言うのが、大方の見方ですね。
特に「赤い髪の少女」はその人間を石化する能力からゴルゴンであろうという意見には、かなり興味を引かれた。
先週16日の日記にも書いたが、「モンスター赤い髪の少女」と「忘却の旋律少女」の姿は、私にはよく似ていると思われてならない。ここで思うのだがゴルゴン3姉妹であるが、神話ではメデゥーサは倒されたが、姉達エウリュアレ、ステンノは「不死」である。
ステンノは「力強い女」、エウリュアレは「普遍的な存在」の意味らしい。「どこにでも、いつの間にか」出現している「忘却の旋律少女」はエウリュアレでしょうか?となるとモンスター「赤い髪の少女」はステンノで、姉妹なので似ているのでしょうね。
この頃から、ネットで他の皆様方のBlog等を強く意識し始める。それを元に、また無茶な仮説をはいてる。
実は、この頃、「R.O.D THE TV DVD Disc9」が発売。三姉妹ネタに強い拘りを抱いていた。
2004年6月30日の日記
忘却の旋律 第13話
今回はストーリーも、迷宮仕立て過去編。次回は、迷宮物語、未来編?
時空が混乱した迷宮。ボッカが出会う謎の少年ソロ、黒船の少年時代でしょうか?全てに懐疑的であり、生きる事も諦めかけてた少年ソロが、時空の混乱の中でボッカに出会ってメロスの戦士として覚醒する。輪廻転生なんですね、棺もやたらと出てくる事ですし。
過去の黒船、闘牛場。ホルを一度倒したというが、道具は剣です。メロスの矢ではありませんでした。よく神話である「守護の呪い」ですね。あらゆる剣では命を絶てない守護呪文、しかし矢には無効でした。という事でしょうか?
なお、メロスの戦士の皆様は、「みかけの年齢」と実年齢が一致しない方々ばかりです。ココは子供の容姿ですが、語り口からしてツナギ爺さんと同年代の様です。遠音と金谷ミリは同い年の様ですが、とてもそうは見えません。
さて「迷宮」のあらわすものは「青少年期の出口の見えない心理状態」というの事の様ですから、迷宮の出口を見付けてボッカ君は一回り成長するという話なんでしょうね。
私の感想にしては、割とまとも。ソロが黒船の少年時代という、バカを除けばいい線いってる?
以下、2へ続く。

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