言葉の認知度
【編集ノート】 言葉の認知度
2009年10月16日・琉球新報からの引用です。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-151341-storytopic-14.html
高校生の娘が友人と話しているのを聞くともなしに聞いていたが、さっぱり意味が分からない。後で尋ねると、単語を短縮しているからだと分かった。「ジョッカー」は女子サッカー部、「オケる」はカラオケをする、「JK」は女子高生。場所も「づかティ」やら「バルジャス」やら。サンエー経塚シティと南風原ジャスコの略だという。
仲間内でしか通用しない言葉を使いたがるのは若者に限らない。特定の集団で使われる言葉、業界用語などは仲間意識や連帯感を強める効果があるそうだ。
次元は違うがもう一つ、さっぱり意味が…と思ったのは観光関連の会合。「エビデンス」「MICE」など聞き慣れない言葉が飛び交う。エビデンスとは科学的根拠、MICEは「コンベンション」を内容で分類した言葉の頭文字をとった略語だ。ほかにも片仮名語がはんらんし、出席した委員から「言葉が分かりにくい」と注文がついていた。
仲間内の会議ではなく、県民への啓発の一翼を担う公的会合で、難解な言葉ばかり使っては、沖縄の観光戦略を広く県民に知らしめることは難しいのでは? 素朴な疑問が浮かんだ。
小売店関係者に言わせると、店名が略語で呼ばれるのは地域への浸透度が高まったという指標で喜ばしいそうだ。だが、観光論議については業界内用語で終わってほしくない。観光立県に向けて県民に広く認知され、連帯感が強まるような観光戦略になることを願う。
(島洋子、経済部)

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