寺澤一雄さん、太田うさぎさんと新宿御苑で吟行二十句出し句会。
まづ自動改札を抜け夏の苑 四童
けふからは夏木立なる御苑かな
脛ながき棕櫚の高きに花しづか
タラの木をばうだらと呼び春惜しむ
はつなつの口唇期なる池の鯉
みぎひだり別に動かし亀泳ぐ
薫風を分けNTTドコモビル
立夏なほ行き遅れたる椿かな
蟻穴は立夏のごとく噴出す
蟻穴の土から乾く立夏かな
順番に藤棚に入り写真撮る
半分はみづのうへなる藤の棚
蜘蛛の囲の命懸けなる水のうへ
君が代蘭天の調べと交信す
葉桜の揺れて雀のちと鳴けり
池々に高低のある立夏かな
あをあらし発情期には樹液出す
テーピング技法によりて剪定す
薔薇よりも薔薇の名札を目で追へり
行春や陛下の苑は学者の苑