立川防災航空祭、続きです。

風雨が強かったので、いつもは格納庫前のエプロンで行われる式典も、格納庫内で行われました。
ちなみにこの式典は、駐屯地と東部方面航空隊の設立記念式典です。
政治家の挨拶は自民党の丸川珠代議員。
「政権交代で、政策が変わり、この先どうなるか不安を抱えておられると思いますが、皆さんのご活躍は私が伝えてまいります」と、インド洋給油などの活動を終了する民主党政権をけん制したもの。
防衛大臣や防災多能大臣の出席はなし。

中途退席する政治家を見送る自衛隊幹部(?)。
文民統治は当然ですけど、あまり持ち上げると、政治家も勘違いして暴走しちゃうぞ。

少年工科学校の生徒によるドリル。
ドリルとはマーチの演奏にあわせて、生徒らが小銃をバトンのように扱う演舞。
見事な腕前でしたが、なにぶん格納庫内の招待客の向こうでやったので、一般観客からはあまり見えなかった。

風雨のため、行事の多くが中止になってしまいました。
白バイ走行、ヘリの編隊飛行、空挺降下は中止。ラッパ展示というのも中止になったみたい。
寒い中、だいぶ待っていると、AH64アパッチが飛んできて、旋回飛行とかしたので、たぶん飛行展示というのはやったのだと思います。
そのあと、災害救助展示を実施。

災害救助展示は、以下の順番で行いました。
自衛隊ヘリによる偵察飛行、警察ヘリによる空中からの避難勧告・危険警告放送、消防ヘリからの救助隊員降下、自衛隊ヘリによる医療関係者の輸送、消防ヘリによる吊り下げ救助、消防車と救急車による搬出、自衛隊ヘリによる被災者の輸送、消防車による消火活動、自衛隊ヘリによる消火活動、消防大型ヘリによる消火活動、自衛隊の大型ヘリによる消火活動
上の写真は、自衛隊ヘリによる医療関係者の輸送の場面

消防ヘリによる被災者救助の場面

消防の大型ヘリによる消火活動

消防車と隊員による放水

自衛隊の大型ヘリ「チヌーク」による消火活動
迫力ありました
救助行動展示はここで終了。

救助行動で搭乗した大型ヘリ「チヌーク」の内部
なぜか逆さに取り付けられている装置

チヌークの操縦席。大きなヘリコプターですが、操縦席は結構狭かった。
展示プログラムのうち、このあとパラグライダー飛行と体験搭乗がありましたが、全体的にはだいぶ省略されたので、ほとんどメインはこの救助行動展示だけとなってしまいました。
でも、天候だけが原因とは思えませんでした。海上保安庁も参加してなかったし、例年なら東京都の災害関係の車両もなかったし、パネル展示もわずか。地元の人による模型の展示もなかったし、消防や警察の車両も一部だけ。自衛隊以外の展示が非常に少なかった。
政権交代の影響かもしれません。皮肉なことに防災関係の諸機関の展示物が少なかったので、自衛隊の基地祭の色が強くなってしまった感じ。
次回は、出店していたお店での展示物などを紹介します。

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