国内では70年ぶりとかで騒ぎになっているデング熱の感染。
感染者はどんどん増えていて、患者の出た地域も関東から東日本、北海道などにも広がっている。
いずれも、最近海外へ渡航したことがなく、そしてみな東京の代々木公園を訪れていた。
ロケなどで同地を訪れたタレントやマスコミ関係者にも感染者が出ている。
同公園にいたらしき蚊に刺された際に感染したと考えられる。採取した蚊の中にデング熱ウイルスを持っているのも見つかっている。
もともと蚊を宿主としているわけではなく、感染者の血を吸って蚊の中に移動したウイルスが、今度はその蚊に刺された人の体内へと移動しているわけだ。
感染者が見つかり増えていることについては、実は、毎年国内でも感染者がいるのに気づいていなかっただけではないか、という見方も出ている。
海外からの帰国者や外国から来た訪日客の中に、毎年結構な数の発症者が見つかっている。
また、今回の発症者が、一つの狭い地域内で感染していることも考えると、今年ほどではないにしても、毎年、国内で感染した人が数人くらいはいたように思えてくる。
デング熱はそこそこ高熱を出すものの、生死に関わるほど重篤になることはなかなか無いので、他の病気と間違われた可能性は高い。
なお、現時点では、デング熱ウイルスは、ヒトヒト感染を起こさない上に、媒介する蚊は越冬できないので、寒くなると病気の流行も終わる。
ただ、一旦感染発症したら、抗体ができてもうかからない、というのは間違いだそうで、デングウイルスは細かく分けると4種類あるそうで、種類が異なれば、感染する可能性は十分あり、二度目以降のほうが重篤化しやすいという。
蚊に刺されないように予防するのが肝心ということ。

0