【ネット差し押さえ?】
2ch訴訟が2chそのものの差し押さえの問題まで取りざたされてるらしい。
2chに中傷された会社員が、管理人の西村氏を相手取った訴訟で、賠償が認められたが、西村氏が応じなかったため(裁判に応じなかったら何も起こらなかった、と法律の不備を指摘しているらしい)、債権がふくらんでしまった。その額500万円(1日5万円の100日分)とか。まあ、西村氏は1億円の収入があるというからたいしたことないんだろうけど、資産を海外へ移動させたりして、一円も払わないという(勝とうが負けようがお金を払わなければいい、とこれも法律の問題として指摘しているようだ)。いちいち掲示板への書き込みにまで責任は持てない、と言うところはあるのだろう。
それで、仮差し押さえの強制執行に移されるかもしれない、と言う話。その資産の中には、2chのドメインも含まれる(広告収入源だからだろうか)。
実際にはドメインが押さえられても、すぐに別のドメインをとって、掲示板サイトを立ち上げるのだと思うけど、膨大なデータの引っ越しは大変だ。どれくらいいるかわからない2ちゃんねらーもいろいろ騒ぐだろうと思われ、むしろそっちの拡大の方が懸念されるかも。
この種の書き込みに関する訴訟はどれくらい起こってるのだろうか。ネット情報管理の問題は、情報化社会のあり方を示すひとつの例なので、法整備をしないと大変なことになりそうだ。
といって、政治家は自分が被害を受けない限り、この問題に積極的に乗り出すとも思えない。
展開が注目される問題だ。
【パンデミーの始まりか?】
宮崎県清武町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザと疑われる事例がみつかり、政府、県などが対策に乗り出した。一つの養鶏場3棟の建物で10日に約250羽、11日に約500羽、12日に1650羽の死亡が確認された。これがもし鳥インフルエンザと判明したら、家畜伝染病予防法に基づいて、同養鶏場の鳥はすべて処分。半径10km内の養鶏場の鳥の移動を禁止することになる。
東南アジアや、香港、中国内陸、韓国などで最近発生しているので、渡り鳥などを経由して感染したのかもしれない。
宮崎県はブロイラー生産全国2位。さらに地鶏の産地として有名。だから経済的打撃がおそれられているわけだが、もう一つ怖いのが、人間への感染、および、人間同士の感染が起こるかもしれない、と言うこと。
もともと、人間などが感染するインフルエンザも、鳥のインフルエンザが変異したものと考えられている。現時点で、危険性は少ないものの、かつて低病原性の鳥インフルエンザが突然変異して高病原性になったことがあり、人間へ感染するようなタイプに突然進化するとも限らない。
一度始まったらパンデミー(世界大流行)に発展しないとも限らない。渡り鳥なんかより、交通機関で世界を股にかける人類の方が、感染力が高い。
パニックにならぬよう、かつ、危険を避けるための対策をとる必要がある。事前に予測して対策をとるのがもっとも生き延びられる道と言えよう。

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