首相と並んで失言の多い自民党の笹川尭総務会長が、教員組合などを批判して言った。
「知識だけでなく知恵がないと、苦しいときに我慢できず、ばたっと突き当たる。うつ病で休む教員は多いが、政治家には一人もいない。気が弱ければ務まらない」
と。
日教組などは確かにおかしな組織だが、それと教師の批判とは見当違いだ。
そもそも教員組合は、教育よりも政治運動していて、まともな教師ではない。だが、重責で休んだりするのは、組合活動家ではなく、一般の教師である。
うつ病をなんかよくわかってないだけでなく、教師という職業の重責も理解していない。
そもそも政治家なんぞ、昔はどうか知らないが、今は、バカがなる職業だ。
社会に出ても役に立たないようなやつばかりが政治家になっている。
仮にいま、現役の国会議員を辞めさせて、社会に放り出したら、あの連中、ほとんどが餓死するだろう。能力がないため、どこでも役に立たないから、仕事もなく、金もなくなり、死ぬしかない。
現に不祥事とかで政治家を辞めたやつの多くが、数年以内に病死か自殺している。政界の特殊な人間関係と莫大な歳出費があるから生きていけるのだ。
そんな程度の政治家に、教職の大変さなどわかるわけもない。
子供の人生を背負わなくてはならない上に、モンスターペアレントの嫌がらせ、めまぐるしく変わる教育方針、休日もなく、正式枠が狭いため、契約教師も多い。複数の学校を掛け持ちしている教師もいる。
それにくらべ政治家は金まみれで、仕事だって、年間何日国会や委員会で論議しているか。根性なくてもできる。引退したスポーツ選手や、売れなくなったお笑い芸人、俳優などが簡単に政治家になっている。
知識だの知恵だの言う前に、そもそも今の政治家はことごとく知識が欠けている。良識はいうまでもない。
この発言自体がそれを証明しているといえよう。

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