脳外倉庫

安倍政権になってから、中韓や一部の米メディアなどから、日本は右傾化していると非難されている。
右傾化、というと日本だけのような話になっているが、軍国主義やナショナリズムの勃興を右傾化というのなら、中韓のほうがエスカレートしているのは明らか。国際会議などで表立ってそれを指摘したら、非難合戦の応酬だろうが、裏方で指摘する分に関して言えば、日本はもう少しロビー活動をした方がいいと思う。外交面では、日本は人が良すぎる。

昨日のワールドカップ出場をかけたイラン対韓国の試合では、イランが勝って、まさかの２位通過。ウズベキスタンが別の試合で勝ったため、出場確実と見られた韓国は危うく落選しかけた。わずか得失点差で出場を決定したため、韓国でも失望感は広がっているようだ。
それもあってだろうが、事前から両国による舌戦が繰り広げられていたとはいえ、イランの態度よりも、韓国側の態度のほうが目に余るものだったと思った人は多いのでは。ペットボトルを投げ込んだり、イラン選手を殴るような仕草を見せたり、は、明らかに異常だ。イラン側のガッツポーズなどを韓国側は問題にしてFIFAに訴えると息巻いているが、訴えると色々韓国側の都合の悪いこともさらされるのではないかと思える。

それ以上に不気味なのが、韓国のマスコミがイラン非難一色に染まっていることかも。
韓国のメディアは、マスコミとしてのプライドが欠けているのか、自国側の問題からは目を背ける傾向にある。日本のマスコミは逆に自己批判的なアピールで自国批判をして気持ちよくなっている傾向にあるが、これも困った話だけども、それでもマスコミが右や左に一色に染まることはない。これに日本の場合、市民が極端に一方向に偏ることがあまりないというところもある。

しかし韓国は、ここのところ、ナショナリズムが強まっている。民主制度を導入したという割には、民度は年々低くなるばかり。国家は腐敗していても、民衆は多様な意見を持っている中国より低いかもしれない。攻撃性が強まり、言いがかりとしか言えないようなことを日本だけでなく、欧米各国に対しても展開している。
国連なんかはトップが韓国人だから、韓国びいきになるのかもしれないが、世界中で中国と並んで、韓国のイメージも悪くなりつつあるのではないか。
客観的に見て、日本と韓国、どちらが右傾化しているか、誰の目にも明らかだと思うのだが……。