先日、同じ年に初当選した森前首相、綿貫国民新党代表、小沢民主党代表が集まって会食したらしい。
その場で、小泉首相の政治手法の批判に花を咲かせたのだそうだ。
森首相はさすが、首相の所属する派閥の長らしからぬ器の小ささを発揮して、「彼は私の言うことも聞かない」などと相変わらず自分がエライのに苦労していることをアピールしていたという。
「責任は私が取るから、君、思うところを存分にやってみたまえ」
などという大きさは微塵もない。国民のことより、党内の自分の立場に汲々しているお方である。
【ガタイと器の大きさが反比例する男】の称号を進呈しよう。人の上に立つ人間としては最悪に近いが、近頃はそう言う人ばかりだ。私の行っている会社にもいる(←これは余計か)。負けたとはいえジーコは立派だ。帰国にみなで拍手で出迎えたサポーターたちもエライ。
小沢代表は、ポスト小泉候補について、「最近は政治が軽くなったと言われるが、彼らは軽量級だ。日本の内閣は重量級でなければ」と評したとか。自分こそ重量級だと暗に言いたかったのかな。そんな発言をする小沢さん、あなたが一番軽量級です。
綿貫さんに至っては、なにを発言したのかニュースにすらなってない(w)。
独自路線ではあるものの、行動的だった小泉首相が良くも悪くもマシに見えるのは、一つにはこういう人たちの言動もあるだろう。なにか旧態依然とした世界の人たちが、まだ自分たちが表舞台にいるような勘違いをしているようで、何ともはや。
まあ、今の世界、どの国でも、リーダーはみなしょぼい(笑)。
筆頭はジョージ・W・ブッシュですかな。
あれでアメリカの代表て……。と言う感じです。主君レベル(?)で見れば、テキサスの農場主くらいがぴったりのお人です。企業のトップとしてもどうだか。ましてや2億数千万の民を率いる人じゃないよね。
中国の胡錦涛主席、対日的には強硬に出たりもしてますが、ビルゲイツには朝貢してました。おいおい。そういや、古代中国の予言にこんなのがありました。
「秦を滅ぼすものは胡なり」
秦の始皇帝はこれを匈奴のことだと思ったと言うが、秦帝国を滅ぼす原因となった二世皇帝胡亥のことだともいう。ところで中国を意味するCHINAは、もともと「秦」からきた言葉。そう考えるとなにやら意味深ですなあ。
ブレア英国首相。若いだけでした。首相になってからお子さんが出来た人も議会政治史上なかなか珍しいでしょうね。いわゆる「恥かきっ子」というやつである(いや、子だくさんなのは、このご時世、実に立派なことなんですよ)。
ド=ビルパン仏国首相はイラク戦争でブッシュに逆らったときは、おおっ、とも思ったが、政策なんかを見ると、意外にせこせこしてますね。まあ、いくらかマシか。ナポレオンマニアらしい。シラク大統領の方はかつては大物ぶりを発揮してたけど、最近はどうも。寄る年波には勝てぬ、という言葉を体で表してます。これはしょうがないけど。
韓国の盧武鉉大統領。いや、ひどすぎます(笑)。超が付く小物です。北朝鮮と仲良くすることしかもう頭にないらしい。ミサイルを発射するかどうかで各国が騒いでいる時に「ロケット発射しても経済支援しまーす」とか言ってるけど、なかなか言えることじゃないですよ、閣下。
北朝鮮の金正日総書記。もはや自分の国に飾られている肖像画とも違う人になってる。
キューバのカストロ議長。なんかもう、ふつーのじいさん。時々キレるけど。野球のボールで鉢植え壊されてキレる近所のじいさんってキャラだ。もちろん壊すのはアメリカンボーイどもだが。
そしてイランのアフマディネジャド大統領(爆)。
イラン国民も、少しは考えて選ぼうよ。いくらなんでも、あれはないだろう、あれは。
独裁者を出せとは言わんけど、なんかもう少し、キレとコクのあるおもしろくて大きな指導者は出んものかね。
出たら出たで、大衆がすっかり従っちゃって、民主主義じゃなくなるかも知れないが。

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