【独裁者の趣味】
世界的指揮者の小澤征爾さんに、北朝鮮の金正日総書記が招聘しようとして、断られたという。指揮をしている様子をテレビで見て気に入った「将軍様」が、朝鮮総連の幹部に命じて、平壌国立交響楽団の指揮を依頼した。小澤氏側はウィーン国立歌劇場の音楽監督であることから、断ったが、それでも再三要請があったため、「北朝鮮の政治的環境は音楽に専念できる環境ではない」と説明したという。総書記は、過去にもゴジラ映画関係者を招聘して怪獣映画「プルガサリ」を制作したり、プリンセンステンコーを気に入ってしつこく招聘したり、韓国の映画監督を拉致したりしている。独裁者のボンボンが生涯映画だけ作って満足していればよかったのを、政治に関わり、権力を握ったのだから、迷惑な話である。
【水中毒!?】
アメリカ・カリフォルニア州サクラメントのラジオ局が先週主催した「水飲み大会」で、約2ガロン(7.6リットル)の水を飲み干して2位に入賞した女性が、帰宅後に急死したという。
死因は「水中毒」。
ただの水で中毒ってどういうこと? と思ってしまう。
調べてみると、
腎臓の持つ最大の利尿速度は、16ml/min。
つまりそれだけの水量を処理できる。その量を超えて水分を摂取すると、処理できず腎臓からの再吸収で細胞が浸透圧によって膨化し、しかもナトリウムは再吸収されないために、低ナトリウム血症を引き起こす。
軽い場合は疲労感などが主な症状だが、重くなると、脳細胞を破壊するため、頭痛・嘔吐、さらに精神障害、神経症状を引き起こして死に至る。
まさに、水の「中毒」による、かなり、怖い病気なのだ。
何でもほどほどが肝心だというわけである。
【紙幣も麻薬中毒】
スペインで流通しているユーロ紙幣が、コカインで汚染されている。
と言うニュースが流れた。
どういうことかというと、国内に大勢のコカイン中毒者を抱えるスペインでは、コカイン吸飲者が手軽に吸飲するため、ユーロ紙幣をくるくると巻いてストローの代わりにして、吸うわけである。実にスペインで流通しているユーロ紙幣の94%がコカイン吸飲に使われたことがあると試算されたのである。
コカインは、ゲリラ組織の資金源となるため、大量に栽培されている上に、最近は、南米の左派独裁政権が原料のコカ栽培を容認し始めている。経済的規模の大きさもさることながら、コカ栽培に批判的なアメリカに対する反発や、当てつけがあるからだ。その結果、アメリカやヨーロッパに流れて中毒者をたくさん作るという始末。国際情勢の思わぬ余波と言えるかも。

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