世の中ニュースだらけです。
いろんなジャンルにまたがってみてみましょう。
【いまどき……】
柳沢伯夫厚生労働相は、松江市で開かれた自民党県議の集会で講演したが、その中で、少子化について、「15から50歳の女性の数は決まっている。生む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと述べたという。
女性にもっと産め、と言いたいんだろうが、機械とは……。
自分の母親や奥さんをどう思ってるのか、聞いてみたいところである。出産機械と思っているのだとしたら、こんな人間が厚生労働省の担当というのは、もっとも不適当であろう。
また、こんな発言をしたらどういう批判が出るか、そこら辺も考えてからしゃべるべきだ。頭も質も悪すぎる。
【地味にスタート】
中国鉄道省は、新たに導入した車両での新型高速鉄道の営業運行を上海〜杭州、上海〜南京間で始めた。今回導入されたのが、日本の新幹線「はやて」をベースに中国企業が製造した「CRH2」。8両編成で610人乗り。試験運行も兼ねて、当面は最高時速160kmに抑えられているが、日本同様大型連休のある4月のダイヤ改正後は時速200〜250kmで運行される。この車両、台湾とは違い、地味に導入された。各国の鉄道技術を導入して建設が進む高速鉄道だが、ちょうど反日運動が激化していたときでもあり、車両のベースとなる日本の新幹線車両だけはイベントもなくそっと荷揚げされた。それでも情報が漏れて、ネットでさんざん攻撃された。
今回もあまり大々的な報道は行われていない。
中国では北京オリンピックを控えて、主要都市を結ぶ高速鉄道の路線が次々と建設されている。上海にあるリニアモーターカーもあるが、ドイツとのトラブルや、建設費用、建設期間の関係から、車輪式高速鉄道の方が有力となっている。しかし、世界中の高速鉄道のどれかを導入するよりも、技術を移転させて自国のものとしたいために、複数のシステムを入れている。
台湾に続く、日本の新幹線の導入とは言っても、こちらはいずれ日本鉄道技術の海外展開にとって大きな障害になるかもしれない。
【野鳥が原因か】
鳥インフルエンザが、岡山県でも発生した。まだ確定してはいないが、宮崎県の2カ所で発生したのと同じタイプと思われる。最初の宮崎で発生したウィルスが青海湖のものと同じであることから、感染ルートは渡り鳥と推測されていたが、今回のことで、それはより高まった。ただ、最近の規模の大きい養鶏場は、屋内で飼育されていることから、直接の感染ルートは人間かもしれない。人間の靴や車のタイヤにウィルスがくっついて、屋内へ入ったという可能性である。しかし、野鳥にしても、人間にしても、それを防止する方法はかなり困難である。ある種の生物が絶滅に瀕するほどのウィルスの蔓延がどれくらいの頻度で起こっているのかわからないが、もし、鳥インフルエンザが拡がるとしたら、おそらくウィルスの進化が起こった時点から始まるだろう。それはまだわからない。あるいは来年、人類は危機的状況になっているかもしれない。そういう唐突な出来事はスペイン風邪という例が過去にあるからである。

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