うら渋谷攻略戦
うら、といっても、渋谷のアダルチックでアングラチックな世界を潜入リポート……って意味じゃないです。そんなデンジャラスな世界(なのかしんないけど)なんて、わたくしごとき、小市民にはとてもとても(笑)。
うら渋谷とは、一般的に有名どころな渋谷ではなく、ちょっと地味な「うらがわ」を攻略しよ、というささやかな攻略戦です。
なお、毎度のごとく、ノスタルジ〜な物件を主に狙ってますので、閑静な裏通りのシルヒトゾ知る芸能人お忍び訪問完全予約制小洒落れた民家風創作レストラン情報などは500%載ってませんので、ご期待なさらぬようご注意願います。

渋谷駅前。半蔵門線入り口の脇にあるのが、東急5000系あおがえる君です。1954年製。あらたな待ち合わせ場所になってます。

TSUTAYAも入っているメディアコンプレックスQFRONT。

渋谷の名所「SHIBUYA109」通称まるきゅー。
まあ「東急」の語呂合わせなんですけども……w。
手前は渋谷スクランブル交差点。

スクランブル側から見た渋谷駅ハチ公口。あ、ハチ公撮るの忘れた。

山手線ガードをくぐり、駅反対の宮益坂側へ。地上3階を走る銀座線です。これも歴史的物件。あたりは地下鉄副都心線の工事中。

東口側のビル「東急百貨店東横店東館」です。昭和8年建設。実はこのビル、渋谷川という川の上に立ってます。つまり橋上デパート。そのため、地下階がありません。

東口からまっすぐ進むと宮益坂。かなり急角度な坂です。

その坂の途中に、コンクリート製の大きなビルがあります。

宮益坂ビルディングです。実は、元は東京都が分譲した宮益坂アパート。昭和28年建築です。
このビル名の看板。最初は「ビルデング」だったのではないでしょうか。
ィの位置が微妙です。

1階には店舗。防犯用でしょうか、柵が窓を覆ってます。

入り口からエレベーターホールが見えます。
アパートではありますが、エレベーターガールがいたそうです。

落下防護ネットが張られてました。実はこのビル、解体の計画があるそうです。

階段のところでしょうか、よく見ると窓のところの構造が微妙に変わってます。

坂側から見た全体像。かなり大きな建物です。
大規模な近代的ビルは大正半ばくらいから多く見られるようになりますが、昭和14年くらいから昭和24年くらいまでの10年間は、戦争の影響からかほとんど造られませんでした。その後、昭和25年以降に作られた大型ビルが戦後高層ビル建設の礎になったわけですが、いまやどんどん解体されています。
東横ビルと宮益坂ビルは、戦時下非建設時代をはさむ両方の時代の物件です。どちらも昭和の歴史を残す貴重な建築物なので、残して貰いたいものです。
というわけで、つづく……。

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