携帯電話イー・モバイルのCM。
猿が演説会場で、観衆の歓声を受けながら演説し、涙を流すアレ。
私なんかは、どこまで本当でどこまでCGだろう、とか思うのだが、アメリカ人はそうは思わないらしい。
あのCMが、オバマ大統領候補を猿扱いして差別している、と抗議したらしく、放映中止に追い込まれた。
言われるまでオバマ候補とだぶっていると気づかなかった人がほとんどじゃないか、と思うのだが……。まして、差別しているなんて思った人、少なくとも日本人には皆無だろう。
お猿はお猿、オバマはオバマだ、どう見ても。
また、演説しているときに、観衆が「チェンジ」のプラカード掲げてても、それはパロディくらいにしか思われんだろう、普通。動物を使ったパロディであり、悪いイメージじゃないわけだし。
とおもったが、キリスト教徒などは、所詮、神の次にいる人間サマ以外の動物は、程度の低いケモノだ。猿だもんだから「モンキー扱いしやがって」と悪いイメージで取ったわけだ。
たしかに反捕鯨団体とかは、プラカードに、眼鏡をかけて出っ歯の凶悪な人相をした猿を描いたりするな。日本人だと言うんだろう。猿を差別の道具に使っているのだ。欧米では。
東洋じゃ猿は神様なんだけどね。
差別されたことのある人はともかく、
そうじゃないのに、人種差別だと騒ぐ人が一番、内に人種差別の心を持ってるのではないか、と思う。
そう見えるんだから。
自分の差別心を見抜かれたくないから、先んじて、大騒ぎするのかも。
なんでも、「先んずれば、人を制す」だもんね。大陸系の発想は。
「差別だ」と騒いだ在日アメリカ人は、CMを見て、オバマ氏と猿をだぶらせたわけだが、もし彼が、マイノリティではなく、WASPだったら、内心、黒人大統領候補をバカにしていたかもしれない。
ちなみにそのアメリカ人は、アフリカ系と聞くので、それで過剰に反応したのだろうけど……。

0