円高と株安のダブルアタックで大変な日本経済界。
不況による貧困が原因と見られる事件の頻発。
こんな中で、本来ならもっとも頼みになるはずの政界は、もうめちゃくちゃ。
今日、小沢幹事長は代表選立候補を表明し、それを鳩山前首相が支持。
選挙は、自由に行われるのだから出るのも出ないのもそれは勝手なのだが、問題は、この選挙で、誰一人、まともな経済対策を表明せず、それどころか、民主党議員は、お互いに牽制しあったり、それぞれの支持する人物(菅、小沢)に対する盲目の崇拝意見ばかり。
マスコミの操作だという人もいるが、そのマスコミの前で、内輪のことをさも重大事かのように言っているのだからどうしようもない。
よく、「コップの中の戦争」というが、まさにこの国難に、内向きのひどく狭い視野で争っている。
本来ならば、代表選挙であっても、首相を決めるのと同じなのだから、国民に向けて政策などを訴えるのが筋だ。そうすれば圧倒的な支持を得られる。かつてそれをした小泉元首相は長期政権を築いた。長期政権かどうかは別にしても、首相となって考える政策を実行したいのなら、国民に訴えるべき。なぜそれをしないで、お互いのことばかり言うのか。頭が悪いというのを証明しているようなものだ。
それとも、国民のことなんかどうでもいいのか? 自分たちさえよければ。永田町の世界だけしか目に入っていないのか。
いくらなんでも、民主党のお歴々は、危機感がなさ過ぎではないか。
内輪もめに必死な民主党議員は、まさにグロテスクの一言。醜いだけだ。
こんな連中に投票した人の気持ちを聞いてみたいところだけど……。
あるいは、無能でも正社員であるがゆえに安寧な暮らしを送ることの出来る市民階層が投票したのかも知れない、などと勘ぐりたくなる。労働組合などはその代表だろう。自分たちのことしか頭にない所など、民主党議員にそっくりだ。
逆に、中小企業経営者とか、平社員とか、非正規労働者とか、アルバイトとか、自営業の人たちとか、失業者や就活中の学生なら、この現状の危機感を深刻に受け止めているはず。とうてい民主党を支持することはできないだろう。
国民のために働くのが政治家。危機感がない政治家は必要ない。
衆議院を解散し、総選挙を望む。

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