福島第一原発の半径20km圏内に新たに警戒区域を設定することになり、住民の立ち入りが禁止されることになった。
理由としては放射線の危険性があるから。
だが、枝野官房長官は、これまでにも対策をせずに立ち入る人間が後を絶たない事を理由に上げ、まるで地元の人間が悪いかのような言い草をした。
しかも今後無断で立ち入ると罰則が規定されるという。
被災者を罪人扱いだ。
さらに一時帰宅についても、一世帯一人でバスで集団移動し、2時間だけの滞在、持ち出しも一部、と一律事務的に決めてしまった。
世帯によって状況も異なるのに、住民に相談もなく一方的に決めてしまった。
事業者もいれば、家畜やペットがいる家もある。こんな計画でどうしろというのだろう。
チェルノブイリとは違う、と言いながら、やってることは旧ソ連と同じではないか。
自分たちは安全な東京で贅沢な暮らしをしておきながら、他人に苦痛を強いる。
しかも原発事故は事前に想定できた明らかな人災で、巨大な津波によるやむを得ない事態ではない。そして菅首相の無駄な視察などによって政府の対応も後手に回り、東電だけでなく政府にも大きな責任がある。
それで原発政策に協力してきた地域住民をまるで犯罪者かのように扱って罰則付きの制限をかける。
国民の上に立つ人間のとる態度か、これが。
まず住民に話を聞き、家畜やペットも含めた避難先を用意し、政府が住民の荷物やペット・家畜などの持ち出しのための人員や車両を用意し、万全の体制を整えてから、避難所に直接行って頭を下げてお願いするもののはず。何を偉そうに命令口調で説明しているのか。
今からでも、国会議員は与野党全員福島に行って、避難している住民のための手伝いをしてこい。
政府機関は全部福島県に移せ。
議員宿舎や公務員宿舎、東電の福利厚生施設は全て開放し、避難住民のために使わせること。
こんな程度の国会議員に、赤坂なんかの一等地の高層議員宿舎なんか必要なかろう。プレハブで十分だ。
国民に選ばれていながら、国民の上にふんぞり返って君臨するなどもってのほかだ。民主党の名称は事実にそぐわないから変えるべきだろう。

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