先日昇段祝いがおこなわれました。
滝野川道場の道場長が本部道場の鏡開きで五段に昇段、”列ス“の仲間入りをされました。道場長は高校生の時合気道を始めて、その後仕事などの都合で何年か離れていたあと再開したので、初段の免状は開祖から、二段は吉祥丸先生から、最近のは守央道主から免状をいただいて、これを私は合気道のグランドスラムと呼んでいます。こういう免状をいただいている人は本当に少ないでしょう。狙って手に入るものではありません。ま、狙う人はいなかったでしょうが。
こういうのは縁としか言い様がないでしょう。彼が合気道を始めた時、荒川合気会はもう発足していましたが、滝野川道場はまだ存在していませんでした。彼は北区の滝野川道場のすぐ近くの出身です。今も、少し離れてはいますが北区在住で滝野川道場に来るべくして来ている人、という感じがします。これも縁でしょう。そう考えれば、いま滝野川道場で一緒に稽古をしている方々は、みんななにがしかの縁で出逢っているという事になります。そんな風に感じられるほうが人生楽しいんじゃないでしょうか。そんな事を思っても思わなくても、昇段は祝いの会でそんな人達を集わせるという波及効果も持っています。
昇級昇段が自分にとってどういうものなのか、人それぞれ違うかもしれません。でもそれが稽古のあかしであることは確かです。昇段の歴史は稽古の歴史です。
さてそこで、いつもながらの愚作でお祝い。
昇段おめでとうございますの拍手を添えて、
♪黒々と 列スが光る 手すき和紙
…額は特注です。…五段ですかぁ。…。
それなりのプレッシャ−もあるでしょうねぇ。
千里牛

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