荒川合気会に制服があるのをご存知でしょうか。
今、道場長クラスの人を中心に例えば鏡開きの時などで見る事ができる紺のジャケットはその2代目です。
初代の制服は私も、それなりの催しの時には着ていました。
たしかその当時は、ほぼ全員が作ったのだと思います。
今のよりもっと明るい青で、なんという生地なのかはしりませんが、梨地風(布の場合はこういう言い方はしないのでしょうが)のどちらかというと、あまり重みのないツヤのあるものでした。
それに関する思い出話です。
人に話した事があるのですが、何年か前の演武会の直会に私もそれを着て出席したあと、急ぎの用事があってそのままの服装で御徒町の『多慶屋』という店に買い物に行きました。
有名なあの、ディスカウントショップです。
そこで買い物をしているとその日に限ってどういうわけか、買い物客らしい人から何度も声を掛けられたのです。
『これは幾らですか』『こういうものはどこにありますか』などなど。
別の階でもそうでした。
あまり何度もあるので不思議に思っていると、多慶屋の社員らしき人を見た時に、ああ!と気が付きました。自分の着ている会の制服が多慶屋の社員の制服とそっくりだったのです。
まあ、なんて事のない話ですが、笑えました。

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