少年部は勿論の事、一般部においても皆さんいつも「怪我をしない、させない」心がけで稽古をしていることと思います。
しかし、武道の稽古に限らずスポーツや遊び、日常生活の中でも怪我を伴う事故は起きてしまうものです。
多くの場合は軽症ですが、受傷してすぐの応急処置はとっても大切で、その対応が後の怪我の程度に影響してきます。
応急処置の基本。すぐに「RICE」をしましょう。
R−Rest(安静)患部に体重をかけたり、動かさないように安静の体勢をとる。
I−Ice(冷却)氷のうなどで患部を15〜20分冷やす、はずすを繰り返す。氷袋はタオルで包むなどして凍傷にならないように注意する。
C−Compression(圧迫)腫れを防止する為、タオルやガーゼなどの上から患部を圧迫する。うっ血に注意。
E−Elevation(挙上)患部を心臓より高い位置で保つ。
これらの処置を行う事で、患部の腫れや炎症を抑える効果があると言われています。
また頭を打ってしまった場合は、症状が後から出てくる事があるので絶対に無理をしない、させない事が大事です。
「セカンド・インパクト・シンドローム」という言葉がありますが、1回目に頭を打った時は大した症状がなくても、2回目や引き続き頭を打つ事によってさして強い衝撃でなくとも重傷となる事があります。
すぐに症状がなくても、無理をせず6時間は普段と変わった様子が現れないか注意します。何もなければ、段階的に12時間、24時間と引き続き様子をみていきます。
こちらは番外編ですが・・・
女性に多い事故。
「回転投げで、髪を踏まれる」
この場合も、まとめて髪が引っ張られたり抜けたりした時には、まずは冷やすのがよいようです。
怪我をしない為の受け身、体さばきの稽古
それでも起きてしまった時にすぐに対応出来る準備をしっかりして
楽しい合気道にしましょう!

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