ある日のある道場の稽古での事。
先生が、技を示されたあと稽古生の方を向いて正座し、
『***(技の名前)、お願いします』となるところで、言葉が出ない。
技名をど忘れなさったらしい。
(どうなる?)と意外と長く感じるごく短い沈黙があって、『お願いします』と先生の声が響きました。
技名カットです。
なるほど、その手がありますわね。いや、それしかない・・か。
その先生、その次の指導の時から技名全面カットを貫かれました。
おみごと。(なのか?)
いまは会にはいらっしゃらいませんが、ちょっと面白い先生でした。

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