練成大会1週間前の最後の合同稽古で、私の出した宿題に答えを見つけたという子どもがたくさん居た。
前にも書いたが、正直なところ一人も居ないと思っていたのでうれしい驚きだった。
たった3回しかない合同稽古の中では、そのことについて話し合う訳にも行かない。
だがこれをそのままにするのはどうにも惜しいと思い色々考えているうちに、その事で子ども達に作文を書いてもらって文集にしてはどうだろうかと思いついた。
早速、会報の編集責任者と事務局長に連絡を取ってみると、どちらも賛成をもらえた。
が、会主の了承をもらわねばいけないため企画書を出すように言われて、急いでその主旨を書いた企画書を提出した。
手続きは色々あるものだ。
そんなこんなで私のスタ−トが遅く、オッケ−の連絡をもらったのは練成大会当日の早朝メ−ルという事になってしまい、前もって各支部道場の道場長と少年部の責任者全員にその旨を連絡して全員承知の上で初めたかったが、それはできなかった。
そこで練成大会が終わって練成証や努力賞を授与したあと、各支部道場の指導の方に話をし、子ども達にも『…そういうわけで』文章を書いてくるようにという連絡をした。
予想通りブ−イングの嵐だ。
はいはいはいはい。しかしそんなことで引くわけには行かないのだ。
何が何でも書いてもらう。
話をするだけでは忘れられてしまうので、あらかじめ用意しておいた作文依頼の手紙と原稿用紙を入れた封筒を子ども達に配った。
どれくらいの原稿回収が出来るのか、あとは各支部道場の方々にお任せするしかない。
そこまでは何とかこぎつけた。
結論を言うと、原稿回収率81.4%。まあまあというところか。
各支部道場の先生方が頑張ってくれた成果だろう。
10月2日現在、
『文集(会報・あい氣通信・練成大会特別号)』
は印刷中である。
出来上がったものを子ども達が読んで、みんなが練成大会に出たい
という気持ちになってくれるようなものなればいいなと思っている。
ところで大会の日、ひとつ大きな忘れ物をしてしまった。
練成大会が終わったとき、稽古練成でどれくらいの子どもが知らない人と稽古ができたのかをみんなに聞いてみなかった。
それを言葉にして確認することで、
出来た子には
『よく出来ました』
出来なかった子には
『今度は頑張ろう』
というスタンプを心に押せただろうにと、とても残念に思っている。
これはとても大事な事だった。
ま、何はともあれ今となっては、事故もなく大会を終えることが出来たのはまずまず、という事にしていただけるだろうか。
暑い中をがんばってくれた子どもたちと、ご協力いただいたたくさんの方々に感謝している。
『ありがとうございました』
これらの全てを含めて、今回の練成大会指導担当としての自己採点49点。
来年はもう少し何とかなるだろうか。
追伸
こんな文集が出る予定です。


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