岡山への引っ越しのため退会する男の子が今日、最後の稽古をした。
稽古が終わって、毎年恒例になっている去年1年間のうしろ受け身の回数認定証を、特別この子にだけ授与した。
他の子ども達には、来週の日曜日に予定しているボ−リング大会のあとのミニパ−ティで授与する。
彼の受け身の回数は4300回で、堂々たる1位だった。
そのこともみんなに紹介した。
どこへ行ってもこの姿勢を貫いてくれるだろう。
実は同数で1位がもう一人居る。その子は、引っ越していく彼と同学年でよく2人で組んで稽古をしていた、仲良しの稽古仲間だ。
この2人、稽古が終わってからどんな別れの挨拶をしたのだろう。
岡山と東京ではそうそう再会のチャンスは無いだろう。二人とも合気道を続けていくと、それが縁で再会の可能性はある。例えば全日本演武大会の場で。
それには早くても10年くらいの時間は必要かもしれない。
そんな事を考えると、なんだか楽しくも切ない。
子どもはそんな想像をよそに、意外とさっぱりしたものだが。 …多分。

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