遅刻はよくない。そんな事は子ども達も分かっている。ところが、いつの頃からか稽古に遅れて来る子がいる。
注意をしないでいると、ここは遅刻をしてもかまわないと思うのか、遅刻したという意識もなくなるようだ。これはまずいと思って、稽古の後に子供たちに注意をした。稽古の時間というのは、約束だから、約束は守ろうとみんなに呼びかけた。技を覚えるよりずっと大切な事だと。
遅刻が良くないと思う前に、約束を守らない事が気持ち悪いという感覚を持って欲しいと、私は思っている。
そうこうしているうちに、ちゃんと来る子どもと遅刻して来る子どもの出席簿のハンコの色を変えて押す、というやり方で行くというのが会の方針として示された。少々方向が違うような気がするが、子ども達はどんな反応をするのだろうかと思いながら、みんなにその事を告げると、多くの子どもは少し驚いた表情を見せた。どう感じたのだろうか?罰則は子どもを指導するのだろうか。

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