その一(小2男子)
♪ねえ、先生って何才?
・60才だよ。
♪へえ、それにしちゃ若いね。
・ は・は・は、ありがと。
思わずお礼を言ってしまいました。
・ ・・笑笑笑笑。
その二(小2男子)
♪ねえ、ぼくはどうして練成大会に出られないの?
・ 今年出るのは4年生5年生6年生なんだよ。
出たい、という事か。なかなか良い傾向。
と思ったが、実は練成大会に出た子ども達に作文の宿題が出て、書いた人は褒美がもらえる事になったので、それが気になっているらしい。
その三(小5男子)
提出物のことを子ども達に連絡して、
・期限は○月○日です。遅れないようにだしてください。
♪先生、それ遅れたらどうなるんですか。
…まだ3週間もあるのに、しかも手をつける前にどうして遅れたときの心配をするのかね、君は。
解・子どものこういう質問にほとんどの場合意味はないようだ。
ただそのことに興味をもっただけなのだろう。
その証拠に、このとき話した期限のことなどすぐに忘れている。
その四(小5男子)
練成大会後に作文の宿題をだした。
・書いて出すと褒美がもらえます。
物で吊るのはちょっと気がさしたが、子ども達に上げてくださいという頂き物があったので、使わせてもらうことにした。
…と子どもの一人が、
♪褒美は図書券がいい、1000円の!
…なんなの?その妙に具体的なリクエストは。勿論却下だけど。
このリクエスト少年だけが、作文の期限を守れなかった。
ちゃんと『落ち』がつくヤツだ。
その四(小5男子)
練成大会の帰りに、滝野川道場は武道館近くのコンビニでアイスを買って千鳥が淵で食べるのが、ここ何年かのならわしになっている。
今年は大会前に特にその事に触れなかった。
実を言うと、誰も質問しないなあと思っていたのだが、小5男子が、
♪せんせ−、今年もアイスある?
やっぱり気になっているらしい。
勿論そのならわしは今年も踏襲した。
その五(小2男子)
合宿で食事の時、隣に座った子どもに質問された。
…というより試された。
♪せんせ−、ボウフラって言う漢字知ってる?
ご想像の通り知らなかった。
というより、ボウフラが漢字で書けるという事そのものを知らなかった。
その後いろいろ問題が出たが、一字も書けず、完敗。
恐るべし、漢字博士坊主。
あなた、ボウフラって漢字で書けます?
その六(もうすぐ5才の男子)
みんなでやる膝行が終わって所定の位置に正座しようとしているとき、道場の中央に居て泣きべそで今から泣きが始まろうとしている子がる。
・どうしたぁ?(おとなが声をかける)
♪あし〜〜ふまれた〜〜〜〜。う・う・う・ぐす。
・まあ、そういうこともあるよ。
納得したのか、泣きはそれで終わったふうで促されていく。
(笑)。
ちびはちびなりに修行はしているらしい。

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