大会の始めは、演武とは違う並び方だ。
アリ−ナで開会式のあと、全員で準備体操をしてから学年別に三つのグル−プに分けて稽古錬錬成になるので、大まかな学年別に並ぶ。
さて、アリ−ナへ。
去年は出遅れたため、もう人の波が詰まっていてなかなか最前列まで行けなかったのだ。
一番前に年少(1〜3年生)少し間を空けて年中(4・5年生)続いて年長(6年・中学生)が並ぶ。回りを見ると、結構まちまちな並び方をしているところもある。
全員が整列し終えたところで、開会式が始まる。
型どおりの開会式が終わると全員での準備運動。
主催者発表によると、参加団体151、参加人数2511名。去年の参加がどのくらいだったか不明だが、今年のほうが多いのではないだろうか。
さすがにこの人数であまり大きく動く事はできない。
準備運動がすんで、まず年少の稽古錬成が始まる。年中は演武場後方で待機、年長は観覧席にもどる。
今回荒川合気会で年少の稽古に出るのは3名で、大人が3名付いてくれたので、私は待機場所で見させてもらった。
そのあと年中の稽古に私も参加したのだが、そのとき宿題をひとつ出し忘れていた事に気がついた。
『武道館で初めて会った、知らない人と稽古をする』というものだ。
これはずっと続けていきたいと思っていたのだが、来年まで持ち越してしまった。私の近くにいた子には、他の合気会の子に私が『お願いします』と声を掛けて、うちの子と組んでもらった。
たまたま、その会の先生らしい方がそばにいらして、『ああ、いいですね』と賛同していただいたので、そういう風に考えている方は確実にいるんだなと心強く思った。私自身、他の合気会の知り合いから学んで子ども達にさせるようになった事なので、多分少しずつではあっても広がってくるのではないだろうか。
実はそれ以外に、自分から知らない人と組んでいる子も少しだが居たのだ。
かくして、普段の稽古で意識していない部分にも刺激をいただいて、稽古錬成は終了した。…みんなはその刺激を、どれくらい感じたのだろうか。
残るは演武錬成だ。

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