錬成大会終了後、滝野川のメンバ−は地下鉄の混雑を避けて近くのコンビニ へ。
それぞれすきなアイスを物色して、また少し坂を下って千鳥が淵でおやつタイムだ。
今年の出場者5人のうち3人は去年も出ていたし、もっと以前にも出場経験が
ある子も居て、千鳥が淵のおやつタイムも慣れたものだ。
帰りにこんな風にできるのも、無事終わったからなのだとつくづく思った。
実は稽古錬成の時、滝野川の4年生男子の体調が悪くなって医務室で寝かせていたが、幸い熱中症などではなく、緊張によるものだったらしい。
人とあの空気に酔ったのかもしれない。
なので、演武練成の時には復活していた。
今年の錬成大会の出場者を決めたとき、滝野川道場は最初6人の予定だった。
決めた直後一人の子どものお父さんから、実は塾に行く事になって今までほど稽古に来ることができなくなると言う話があった。
小学校高学年くらいから、場合によっては低学年から、それぞれの事情で止むを得ない事だ。
その頃は、今まであまり休まなかったその子が時々休むようになっていたので、
ここで錬成大会の合同稽古などの負担を掛けるのはちょっと無理かと思って、出場を取り消した。
希望はどうだったのか、本人には確かめていない。
確かめる話しができるほど稽古に来ていなかった事もあるが、本人の気持ちはどうだったのだろうか。
そもそも子ども達は、錬成大会の出場者に選ばれた事をどう感じているのだろうか。
大会前の3度の合同稽古は、滝野川の出場者全員が休むことなく参加した。
すべて出席は滝野川だけだった事を考えても、5人ともよくがんばったという事だろう。
今年の錬成大会は、これが一番の出来事かもしれない。

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