この春、少年部から2人去っていくことになった。
2人とも引越して行く。
ひとりは岡山、一人はタイのバンコクへ。
2人ともあまり休まず稽古に来る子だったので、少年部の道場がちょっと淋しくなる。
残念だがいたしかたない。
それぞれ行った先で合気道を続けていくつもりのようだ。
何年かたったら、この2人いや他の子ども達も、全日本の演武大会で顔を合わせたりすることがあるのかも知れない。
そのときには私はもうそいう場所には居ないと思うが。
2人とも4月に移動らしいのでもう少しだけ滝野川で稽古の時間があるようだが、一人は2月最後の稽古の日『今日でおわり』と言っていたとおり、月が変わると来なくなった。まだ少し時間があるのにどうしてと思うが、あの子なりのけじめのつけ方があるのだろう。
この2人の事をほかの子に知らせた時みんなどう思ったのか、子どもの気持ちは、なかなか読みとれないものだ。
旅立ちの季節は別れの季節でもある。

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